39 ページ39
.
玲於「おかえり」
「ただいま、玲於くん今日早かったんだね！」
玲於「機材トラブル。明日も中止みたい。」
「そっか。じゃあ、明日は休み？」
玲於「ううん、トレーニングある」
「そっか…」
玲於「そういえば、事務所の花のコンセプト変えた？」
「なんで？」
玲於「今の花さ、カレンや佐藤さん？だっけ、2人とは全然違うから」
「1週間前から担当が変わったの」
玲於「えっ、そうなの？俺、聞いてない」
「玲於くん忙しかったし、私も今バタバタしてて言うの忘れてた」
玲於「……」
撮影で忙しいのは本当。
ダンスリハや会議も重なって忙しいのも本当。
そしてカレンも忙しそうにしてるのは本当。
前まではなんでも話してくれた。
特に仕事のことは。
でも最近はその仕事の話も聞かない。
LDHの担当が変わったことも言わなかった。
それに早寝早起きだったカレンが最近は夜中まで起きてる。
パソコンをしてメモをして頭を抱えてるところを何度か見たことある。
“大丈夫？”って聞けば、俺の好きな笑顔で“大丈夫”って答える。
だから大丈夫。
俺はその言葉を信じていた。
涼太「俺、カレンちゃんの花のが好きだなー」
隼「同じく」
ロビーに飾られた花を見てみんな同じことを言う。
ちょうどHIROさんが来た。
亜嵐「あっ、HIROさん！なんでカレンちゃんから担当変わっちゃったんですか？」
HIRO「俺もカレンちゃんが良かったんだけど、向こうの都合で変わったんだ。なんか今はスターダストプロと政界の方の担当してるって聞いたけど。」
メン「政界ってまた大きいねー」
裕太「なんか忙しそうやな」
龍友「玲於も忙しいやん？ちゃんと話せてるん？」
玲於「前よりは少ないかも…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LALA
| 作成日時：2022年3月9日 23時
