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『彼女さんとても綺麗ですね』
剛典「えっ？」
ネクタイを何点か手にとってレジへ。
お会計をしてると店のスタッフに言われた。
スタッフの視線は彼女に向けられていた。
剛典「いや、まだ付き合ってるわけでは、」
『そうなんですね。とてもお似合いだったのでつい、』
剛典「そうなるといいんですけどね」
俺はネクタイが入った紙袋を手にとって彼女と店を出た。
剛典「俺の買い物は終了！次は片岡さんね！」
「私のはまた今度でいいよ」
剛典「でも買い物したいって言ってたじゃん！」
「うん、でも今日じゃなくていいの」
剛典「なんで？せっかくだから買おうよ！」
「いいよ、別に」
剛典「俺と買い物するの嫌？」
「そうじゃなくて、」
剛典「なに？いつもみたいにハッキリ言ったら？」
「……ぎ、」
剛典「ん？」
「だから、下着なの、欲しいもの」
剛典「あっ…」
確かに下着は男の俺は入れないな。
しかも彼氏でもない俺が一緒に店に入るとか普通にあり得ない。
剛典「買ってきなよ」
「いや、だから、」
剛典「俺、あそこの椅子で座って待ってるから行っておいで？」
「じゃあ、行ってくる」
剛典「あっ、俺の好みは赤ね！」
「っ、そんなこと聞いてないから！」
彼女は顔を真っ赤にして少し先にあるランジェリーショップに入っていった。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年3月31日 15時
