3.再会 ページ5
女性「こちらです」
女性が止まったのは障子の扉の前。
…中に誰かいる?
…しかも大勢…
お母さん「A」
『ん?』
お母さん「これから貴女の許嫁に会います。
粗相のないようにね」
『うん。
わかった、許嫁ね。
いいなず…はぁ!??』
お母さんは私の驚起になんの反応も示さずに扉をゆっくり開けた。
すると中には…
私を鋭く睨みつける(?)年配の方からスーツを着こなしたお姉様方まで幅広い年齢の人が6人くらい控えていた。
な…何…
何が起こるの…!?
混乱する私を見て真ん中に座っていた40代くらいの男の人が「Aさん、よくいらっしゃったね。こちらに座って」と声をかけた。
『あっ…あの、私…!』
お母さん「何してるのA。
貴女の親戚になる方なのよ。
早くご挨拶しなさい」
男の人「ははは、混乱するのも無理もないね。
大丈夫。
危害なんて加えないから座っていいんだよ」
優しい笑みが逆に怖い。
お母さんは私の様子を見ていないのか辺りを二、三度見回して「あの…悟様は…?」と口を開いた。
…悟?
悟って…?
誰?どこかで聞いたことあるような名前だな…
昔好きになった人に悟っていたっけ?
男の人「…うちの愚息が申し訳ない。
遅刻しないようにあれほど言ったのですが」
男の人が申し訳なさそうに口を開いた、その時。
バタンっ
扉が乱暴に開かれる。
その奥から現れたのは黒い独特な服を着て目を隠した白髪の男。
?「いやぁ〜皆皆様お揃いで。
別にわざと遅れたわけじゃないからそんなに怒らないでよ〜
僕はさほら、最強だから。
暇じゃないの知ってるでしょ?」
この雰囲気の中でへらへらと笑いながら登場したその男は私の前を素通りした…と思ったら急に振り向いて戻ってきて「…九条A?」と問いかけて薄く笑った。
…なんだろう…この声…
すっごくイライラするこの声…
どこで聞いた?どこで…
男の人「悟。無礼だぞ」
…悟?
…白髪…?
悟「おっと失礼失礼。
A。久しぶりだね。
僕が君がずっと会いたがっていた五条悟だよ」
黒いアイマスクが男の細い指によってゆっくり下げられていく。
白髪の合間から見える…宝石みたいな…青くて綺麗な目。
『あ…』
この…男は…
『私をちんちくりん呼ばわりした奴!!!!』
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lotus_r(プロフ) - 夏斗さん» 作者です!ありがとうございます(՞っ ̫ _՞)最近忙しくて更新できてませんがコメント貰って嬉しくなっちゃいましたモチベ上がりましたありがとうございました♡ (1月28日 22時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - すごい作品に引き込まれました! 更新頑張ってください!! (1月25日 22時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
のか。(プロフ) - いえ!申し訳ないですこれからも応援してます (2022年2月4日 10時) (レス) id: ab45d6b918 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - のか。さん» いえいえ、私の書き方が分かりにくかったんだと思います。すみません。稚拙な作品ではありますがぜひ読んでいただければ嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2022年2月3日 21時) (レス) @page16 id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
のか。(プロフ) - なるほど。3年生だったんですね。私がアホでしたバカでしたほんと迷惑かけてごめんなさい作品楽しみに読ませてもらってます頑張ってください! (2022年2月3日 21時) (レス) id: ab45d6b918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2022年1月29日 12時