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僕には愛してやまない弟が7人いる。
その中でも一等可愛く思ってしまうのは、いま目の前でご飯を頬張るスン・Aである。
「美味しい？」
『美味しいです。』
ジンヒョンの料理は世界一、なんて言って少し笑うんだよ？可愛くないわけないじゃん。お前は世界一可愛いよ、チンチャ。
「そう言えば、この間ふたりで行ったお店あるでしょ？ちょっと遠くの」
『あー、…タットリタンがすごく美味しかった？』
「そう、そこ。あそこの店主がこの辺に派生店出したらしいんだけど、今度食べに行こう？」
『…！行きます！』
僕(と言うよりはまだ見ぬお店)へ目をキラキラと輝かせるA。よし、いつか絶対�爛献鵐劵腑鵑領鼠�は世界一だけど、ジンヒョンと食べるご飯も世界一�瓩�Aに言わせる計画はいい方向に向かってるようだ。さすが僕。
「Aはいつも僕が行きたいお店に付いて来てくれるけど、Aは行きたい所とかないの？」
『俺は特に』
「そう？ほんとに？」
『ヒョンと食べると何でも美味しいです』
そう言ってはにかんだAにノックアウトされたなんて言うまでもない。…今すごく満足そうな顔してるんだろうな、僕。
そんな幸せに浸っていると、背後から「わーっ」という聞き慣れた声。振り返らずともわかる。テヒョンアだ。
「おいしそう、A一口頂戴。」
『テヒョンイヒョン』
「ヤー、テヒョナ。座ってからもらいな」
素直に椅子を引いて僕の隣に座ったテヒョンの口に、Aがスプーンを運ぶ。「あー」とか「ん〜っ」とか言いながら咀嚼したテヒョナは口を四角にしてAにとびきりの笑顔を見せた。
「Aからもらえば何でも美味しいね」
魔法使いは違うな〜っ！と言ったテヒョナはヒョイっと椅子から下りて満足そうに部屋を出て行った。
「…今A、豆腐あげたよね？」
『食べましたね』
「たべたね…？僕らが食べろって言ってもかたくなに食べないのに」
『俺、魔法使いらしいんで』
好き嫌いの多いテヒョンの嫌いなものの一つ、豆腐。Aがどういう意図で差し出したかはわからないけど、素直に口にしたテヒョンに驚いた。しかも美味しいとまで言って…。
気にした様子もなく食事を再開させたAを一瞥し、小さく笑う。
「敵わないな、弟ながら。」
きっと僕も、Aに差し出されたら嫌いなものでも受け取っちゃう。それぐらい、この子のことが好きなんだ。
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空白(プロフ) - もう更新はしないんですね、、 (2023年3月1日 8時) (
レス) @page13 id: 5944f53cd9 (このIDを非表示/違反報告)
メイミィ(プロフ) - コメント失礼します。えっと、、、、すきです！！！！ (2020年10月24日 14時) (レス) id: 5eea5bb086 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 96ラインのお話が見たかったので嬉しいです！主君の落ち着いた感じも、メンバーからの溺愛も癒されます〜(*´ω｀*)これからも更新楽しみにしてますね！ (2020年6月5日 13時) (レス) id: 6f4f6fe684 (このIDを非表示/違反報告)
mmm223(プロフ) - 初コメ失礼致します！とても続きが気になりました！更新待ってます！ (2020年6月3日 15時) (レス) id: ba1ab65122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：× | 作成日時：2020年6月1日 13時
