恋雪くんの双子の妹[望月蒼太] (ページ6)

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横顔ページ6

蒼太side

Aちゃんの横顔すごい可愛い…

黒板をみてノートをとるAちゃんを、横目でチラチラ見てる。

透き通るぐらい白い肌
青色の大きな瞳
バラ色の頬に長い睫毛
ピンク色のぷるっとした唇
シャーペンを握る華奢な指先
髪の毛は、サラサラで、ツヤもある

『ほんと可愛い…』

高校3年生になった今でも、Aちゃんのことを思い続けている。

『ほーんと、なんで思い伝えられないのかな？』

ぼーっとしてると、もう放課だ…

優「何ぼーっとしてんの？あーAとことか。なんで告白しないの？」
蒼「優に言われたくないし！自分だって、告白してないじゃん！」

結局、優も僕も、傷つくのが怖いんだ

先「おい、望月。教材室にこれ持ってとけ！」
そう言って、僕の机にダンボールの箱を置いた

ひどい…自分で持ってけばいいのに！

蒼「おじさんめ、少しぐらい自分で動け…」
ブツブツ言いながらも、教材室に向かう。

教材室に続く廊下で、向こうに人影が…
蒼「誰？なんか怖い…」

その人影は、ふらふらと壁にもたれて、座り込んでしまった。

蒼『大丈夫かな？』
少し、足を速める。

蒼「あっ！Aちゃん！」
そう。座っていたのは、Aちゃんだった。

貴「蒼太くん…」
蒼「大丈夫⁉」

僕は、Aちゃんの前まで行って、一旦座り
ダンボールを置いて、Aちゃんをおんぶした。
蒼「熱っ！Aちゃん熱あるよ！」
そのまま、保健室まで運び、ベットに寝かせた

蒼「先生には、僕から伝えとくから！ちゃんと寝ててね？」
貴「ゴメンね…ありがと…」