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「あの時はすみませんでした!お礼も言わずに…」
樹「え?…あぁ、全然いいですよそれくらい」
樹「……それでさっき俺の話遮ったの?」
「それも本当にすみません…」
もう聞けば聞くほど失礼な女だ
しばらく続いた沈黙に怖くなって頭を上げたら
少し拗ねた顔をした藤原さん
樹「そのことも全然いいですよ、俺の時だけあんまり喋ってくれなかったから…俺は覚えてたんだけどな…って」
私も覚えてましたよって素直に返せなかった
あんなに忘れようとしてたのに
都合よく解釈しようとしてる
「ありがとうございます。あの時も今も毎回声掛けていただいて」
樹「いつも視界に入ってくるんだよね、良い意味で」
また揶揄うように笑ってる
ほら、勘違いしちゃだめ
「それ言ったら悪い意味みたいに聞こえます笑」
樹「これからは無視しないで笑」
私を見つめるこの視線は、3年前も、今も、私の心をかき乱す
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entp(プロフ) - さりさん» はじめまして。数ある作品の中から見つけていただきありがとうございます。マイペースに更新していきますので、お手隙の際にまた読んでいただけると嬉しいです。 (1月17日 14時) (レス) id: d4cdfd0d9c (このIDを非表示/違反報告)
さり(プロフ) - はじめまして!久しぶりにこんなに続きが気になってドキドキするお話に出会いました!!これからの展開が楽しみです!更新楽しみにしています! (1月17日 10時) (レス) @page8 id: 7d088c8d2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:entp | 作成日時:2023年12月18日 23時