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一度開けられた蓋はそう簡単には閉じてくれない









ヘアメイクを終えた後、一気に血が巡ったような感覚があった









もう何も手がつかない

なんてことになりたくなかったから









後ろから感じる視線を避けるように楽屋から出た



















……迷った









癖で触りすぎた前髪を直したくてトイレを探してた









ここはどこだ









田中さんに電話するか…と自販機の前にあるイスに腰掛けた



















?「………大丈夫ですか?笑」



















その声に反応して、今度は勢いよく彼の方に振り返ってしまった









口角を上げて私を揶揄うように笑う












「……お手洗い…探しに…」









樹「ここの真反対にありますよ、笑」









「……すみません笑、ありがとうございます」









2人とも絶妙な距離感で話してるの傍から見たらすごく可笑しいんだろうな









樹「…挙動不審だったから、大丈夫ですかって………」



















樹「3回目?笑」



















「…ぇ」









かろうじて出た息を含んだ声に彼はまた口角を上げた









樹「覚えてたよ」














7→←5



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entp(プロフ) - さりさん» はじめまして。数ある作品の中から見つけていただきありがとうございます。マイペースに更新していきますので、お手隙の際にまた読んでいただけると嬉しいです。 (1月17日 14時) (レス) id: d4cdfd0d9c (このIDを非表示/違反報告)
さり(プロフ) - はじめまして!久しぶりにこんなに続きが気になってドキドキするお話に出会いました!!これからの展開が楽しみです!更新楽しみにしています! (1月17日 10時) (レス) @page8 id: 7d088c8d2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:entp | 作成日時:2023年12月18日 23時

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