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(ごめん、まどか待ち合わせ場所変更)
あれからかなり走って息が切れたままメッセージを送った
駅前まで走ってきたのにまだ指先に感じた感覚を覚えていた
まどかを待っている間、何度思い出しただろうか
あの視線、あの声、全てがぐるぐると再生された
まどか「ほんとごめん〜遅れた〜!電車乗り間違っちゃった…」
まどか「……なんかあった?」
きっと顔に出てたんだろう
そうでなくてもまどかには分かる何かがあったんだろう
「…なんでもないよ」
なんて嘘をついたら、まどかも不思議そうな顔をした後「まあ遅れた私が悪いよな〜」と何があったか深く聞かないまま自分自身を冗談っぽく責めていた
あれから1ヶ月くらいは何度も思い出して「生活に支障が出るレベルだった」ってまどかが言ってた
もう思い返さない方がいいんだって蓋をした
運命だと叫んだ身体を信じないように
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entp(プロフ) - さりさん» はじめまして。数ある作品の中から見つけていただきありがとうございます。マイペースに更新していきますので、お手隙の際にまた読んでいただけると嬉しいです。 (1月17日 14時) (レス) id: d4cdfd0d9c (このIDを非表示/違反報告)
さり(プロフ) - はじめまして!久しぶりにこんなに続きが気になってドキドキするお話に出会いました!!これからの展開が楽しみです!更新楽しみにしています! (1月17日 10時) (レス) @page8 id: 7d088c8d2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:entp | 作成日時:2023年12月18日 23時