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まどか『…藤原樹はAの彼氏かなんかなの?!』
スマホから聞こえる少し怒り気味の声が鼓膜に刺さる
ライブが始まるまでの空き時間ですぐに電話をかけた
「いや違うし、口悪いし、声大きいし…」
仕事が繁忙期みたいで残業が続いているらしい
アドバイスという体で八つ当たりもされている
「…なんかあんまり良くない再会なのかもって思ったんだよ?思ったんだけど、」
良くないっていうのは言い過ぎだったかなって言葉が出た瞬間思った
運命の再会?ってもっとロマンティックなもの想像するものでしょ
まどか『…人の恋愛にあれこれ言うつもりはないけど、』
まどか『…このまま恋愛感情を挟んで関わるのは、Aが傷つくの目に見えてるから私は勧めない』
いつもは言わないことを言うから私も思わず考え込んでしまった
まどか『仕事の合間なのに気分落ちること言ってごめん、どうせ明日会うんだから詳しいことはその時ね』
どこまでも良い女だ
私と違って、と自虐的な考えが浮かんで自分の気分が沈んでることに気づいた
ところで、なんでまどかはこんなすぐ受け入れてるんだ
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entp(プロフ) - さりさん» はじめまして。数ある作品の中から見つけていただきありがとうございます。マイペースに更新していきますので、お手隙の際にまた読んでいただけると嬉しいです。 (1月17日 14時) (レス) id: d4cdfd0d9c (このIDを非表示/違反報告)
さり(プロフ) - はじめまして!久しぶりにこんなに続きが気になってドキドキするお話に出会いました!!これからの展開が楽しみです!更新楽しみにしています! (1月17日 10時) (レス) @page8 id: 7d088c8d2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:entp | 作成日時:2023年12月18日 23時