prologue ページ1
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3年前 2月
AA
高校3年生
あの日は幼馴染と駅で待ち合わせをしていた
確か卒業記念にデパコス買おうとか髪の毛染める前にプリクラ撮ろうとか、そんな理由で
「久しぶりにAとデートだ〜」なんて言われたから私も真剣に服を選んで、わざと香水をつけすぎて出かけた
なんてことない日をこんなにも鮮明に覚えてる
「……遅いな」
幼馴染のまどかは遅刻が少ないタイプだから待たせないように私も早く来たんだけど
?「今1人ですか〜?」
あ〜最悪だ…
後ろから知らない男に声をかけられて寒気がした
男「待ち合わせですか〜?」
いつもはこうやって無視してれば勝手に離れていくのに
あの日は人通りが少ないのもあって、すぐに引き下がってくれなかった
男「無視してんなよ」
まだ昼時っていうのになんて呑気に考えてたら、急に男が近づいて私に話しかけてきた
男に触れてる右肩が凍ったように動かない
怖くて怖くて頭が真っ白で逃げることもできなかった
男「ちょ〜っと着いてきてくれればいいからさ〜」
男「おい、聞いてん… ?「嫌がってますよ」」
?「無理矢理は良くないですよ」
怖くて下を向いていた自分の頭を持ち上げて声のする方を見た
彼はそれに気づいてさっきまで男に向けていた視線をゆっくりと私に向けた
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entp(プロフ) - さりさん» はじめまして。数ある作品の中から見つけていただきありがとうございます。マイペースに更新していきますので、お手隙の際にまた読んでいただけると嬉しいです。 (1月17日 14時) (レス) id: d4cdfd0d9c (このIDを非表示/違反報告)
さり(プロフ) - はじめまして!久しぶりにこんなに続きが気になってドキドキするお話に出会いました!!これからの展開が楽しみです!更新楽しみにしています! (1月17日 10時) (レス) @page8 id: 7d088c8d2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:entp | 作成日時:2023年12月18日 23時