無くなってた ページ12
｢冷やし中華ってさ､氷､使うよね!｣
｢うん｡茹でた麺を冷やしたりするのに使うかな｣
｢それでさぁ､氷って溶けるよね!｣
石栗さんの頭上に落ちた花瓶の中に水が入っていたのなら
『あの花瓶の中の片側だけに氷を大量に積み上げ､落ちないギリギリの位置で棚においたとすれば
時間が経つと氷が溶けてバランスがくずれて
勝手に花瓶が落ちる｡
どうでしょうか』
｢どうでしょうかって...大量の氷を何かに入れて運べば誰かが気づくでしょうよ｣
『手ぶらでも運べます｡
冷やし中華を作っていたとき､
3人ともテニスウェアのままでしたよね?
男用のテニスウェアのズボンは､ボールが入れられるようにポケットが大きめに作られていて
女用のテニスウェアもボールポケット付きのスカートは普通に売ってます』
｢でも…たとえ花瓶を自動的に落とせたとしても
遺体を扉のそばには運べませんよ!｣
｢氷ってさ､ツルツル滑るよね?」
援助ありがとう
コナンくん
｢そっか!
遺体の下にあったラケットのそのまた下に氷を敷いて遺体を滑らせたとか!?」
横溝｢しかし､そうだとすれば
花瓶のように氷が溶けた水が床に残っているはずですし､
遺体のズボンも濡れているはずです」
続きを話そうとすると彼が語り出した
｢ドライアイス
ならどうですか?ドライアイスの成分は二酸化炭素のため､消えてしまう｣
｢だがなぁ..ドライアイスは簡単には運べねぇぞ
氷とは違って直接触れねぇし」
｢確か石栗さんが昼食代わりに食べようとしていたアイスケーキ
その中にドライアイスが数個､入っていたはずです」
『ドライアイスは手の平サイズでも無くなるまで2,3時間かかります｡
あのアイスケーキの形からするとホールでしょう｡
なら入っていたドライアイスは少なくて4つ...
それだけあればいくら真夏でも全て溶けるまで約4時間はかかります
遺体を見つけたのが昼食をとった3時間後なのに無いということは
ドライアイスが何かぬくいもので溶けてしまったという事になります』
この暑さなら入ってるはずなんだよね
ドライアイス
｢ぬくいものってまさか石栗さんの遺体?｣
｢そうか!死んだら体温は低くなるが､石栗さんはあの体型だ!
そしてあの室温なら溶けてもおかしくねぇ!｣
ちょっと被害者に失礼なこと言ってますよ...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗奈 - 面白いです！！顔文字を使わない方が読みやすいです。 (2020年8月28日 16時) (
レス) id: 0284093388 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - 彩さん» あ､間違えた...教えて下さりありがとうございます (2020年7月29日 21時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 初めまして！いつも楽しく読ませていただいてます(*´ω`*)一つ気になったのですが、knockではなくNOCかとm(_ _)m応援しています！更新頑張って下さい！ (2020年7月29日 21時) (レス) id: bdfba8aa51 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - スズさん» ありがとうございます! (2020年7月16日 21時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
スズ - はじめまして！とてもいい話ですね！応援してます！更新がんばってください。 (2020年7月16日 20時) (レス) id: a082f7bfbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地炎 美羅 | 作成日時：2020年7月11日 10時
