2話 ページ5
A-side
『ひまだなー』
_____時刻は昼過ぎ
私はヨークシンシティの街中を歩きながら暇を潰していた。基本私は夜行性なので今の時間は寝てるんだけど今日は全然眠れなかった
暇だ、暇すぎる
なんか楽しいこと起こらないかなー
誰か私を殺しに来るとか急に隕石が降ってくるとかー
最近全然刺激が足りないんだよなー
そんなことを考えながら私は行きつけのカフェに入った。このカフェは地元の人達に愛されていて情報収集にピッタリなのだー。
私は店員に案内された席に座り何となく今まで飲んだことのないレギュラーコーヒーを頼んだ。そして、外を眺める振りをしながら周りのお客さんの会話を盗み聞きする
すると隣のおばさんたちの会話が耳に入った
「今夜ハートフィリア家でパーティーがあるそうよ〜」
「え!!ハートフィリア家って超お金持ちの豪邸じゃない。1度行ってみたいわよね〜」
·····パーティーか
いいね、すごくいい!!
超お金持ちのパーティーってことはきっと警備も厳しいはず!!
私よりも強い念能力者なんかがいたら·····
私死んじゃうかも!!
そんなの·····すごくどきどきする!!
絶対行こっと!!
私は口角が上がるのを抑えるため頼んだコーヒーを一口飲む
····にっっっっが!!何これ!!全然美味しくない!!
レギュラーコーヒーにしたのがダメだったのかなー
私はメニューを開いて他のコーヒーの種類を見る。
その間にも隣のおばさんたちは話を続ける
「それでね、そのパーティーがハートフィリア家に代々受け継がれているお宝の展示会も兼ねてやるんですって」
「お宝ってあの世界に1つしかないネックレスのことでしょ」
ウィンナーコーヒーってウィンナーがコーヒーに乗ってるんじゃなくてクリームが乗ってるんだー美味しそう。ホット・モカ・ジャバはコーヒーとチョコが合わさってるんだー
「噂ではある盗賊がそのお宝を狙っているそうよ」
「怖いわね〜、まぁ私たちには縁のないお話だけどね」
「それもそうよね〜。そう言えば〜〜」
やば、コーヒーに夢中になってておばさんたちの話全然聞けなかったや
私が気づいた時にはおばさんたちは違う話題に移っていた
ま、日時と場所が分かったんだから充分か!!
私はにっがいコーヒーを一気に飲み干して笑顔で店を後にした
パーティー楽しみだな〜
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駒田針 - 絵お上手ですね (2020年11月15日 21時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - ハクマイさん» ありがとうございます!!そう言ってくださるなんてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2020年3月20日 13時) (レス) id: 2193123a2c (このIDを非表示/違反報告)
ハクマイ - 初めまして、35話過去編まで読まさせていただきました!とても話の内容が面白くてその後がすごく気になっています! 続きすごくたのしみにしています!頑張ってください!! (2020年3月20日 12時) (レス) id: b95dd9d4c4 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 医者なんです…(テヘぺロ (2020年3月12日 15時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年2月25日 9時) (レス) id: 2193123a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Suzu | 作成日時:2020年2月3日 0時