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夏は一瞬にして過ぎ去っていく
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｢ありがとうございましたっ…｣
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清々しく校歌を歌う人と
泣き崩れる人。
勝負の世界でこれは付き物。
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｢だいすけ、｣
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泣き崩れる彼にスタンドから
心の中で"お疲れさま"と呟く。
朝早くから夜遅くまで毎日真面目に
練習してきた。
その真面目さが実を結んで
4番でキャプテン。
たくさんの壁にぶつかってきた彼を
ずっと見てきたからこそ
もらい泣きしそうだった。
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『ちょい、』
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とんとんと肩を叩かれて振り向くと
そこにはサッカー部の男子。
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『お前、今日何で来た』
｢…自転車｣
『ちょっと付き合え、』
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よくよく話を聞くと
学校に一度戻って来る野球部に
サプライズで待ち伏せしようということだった。
大介と会うのはちょっと抵抗があったけど
結局行くことに。
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『お疲れ、大介！』
｢おう！ありがとな、応援！｣
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学校に戻ってきた大介は
目が真っ赤だったけど笑顔だった。
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｢まさか居るとは思わんかった(笑)｣
『そんなお前にサプライズ！』
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おいで、とサッカー部の男子に
手招きされてグラウンドに足を踏み入れる
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｢お疲れさま、大介｣
｢なんで…｣
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ギュッと抱きしめられる。
大介の背中が少し震えてるのに気づいて
私の頬にも涙が流れた。
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｢かっこよかった｣
｢…甲子園、連れてけなくてごめんっ｣
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"絶対甲子園連れてくから"
確かに大介はそう約束した。
行きたくなかったと言えば嘘になる。
けど私にとっては一戦一戦
大介が一生懸命楽しく野球が出来てれば
それでよかった。
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｢楽しく野球してたから許す｣
｢…っ、｣
｢大介、ありがとう｣
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すると大介は我慢していたのか
大粒の涙を流した。
…今日だけは、と背中を擦る
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｢A、｣
｢ん？｣
｢こちらこそありがとう｣
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(肩を冷たい)
(我慢しろ)
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さんかく。(プロフ) - MIUMIU34さん» ちょっと雑になってしまいました(｀；ω；´)申し訳ないです！リクエスト了解しました！誕生日を勝利で飾れてよかったですよね！素敵な誕生日になったと思います(^^) (2015年7月16日 0時) (
レス) id: 4f8a0e7c61 (このIDを非表示/違反報告)
MIUMIU34(プロフ) - もし出来たらでいいんですが『今宮健太選手』のストーリーの続きをお願い出来ますでしょうか？先程もコメント致しました通り今宮選手の誕生日を勝利で飾れて､あまりに嬉しかったものですから m(__)m (2015年7月15日 21時) (携帯から) (レス) id: c4119646c9 (このIDを非表示/違反報告)
MIUMIU34(プロフ) - 楽しく拝見させて頂きました (*^o^*) それと同時に今日の試合は今宮選手の誕生日を勝利で飾る事が出来たので更に嬉しかったです (*^▽^*) リクエスト有り難う御座いました m(__)m (2015年7月15日 21時) (携帯から) (レス) id: c4119646c9 (このIDを非表示/違反報告)
さんかく。(プロフ) - ☆RuKa-S★さん» ありがとうございます＼(^o^)／明日続きを更新する予定なので待っててください！ (2015年7月12日 20時) (レス) id: 4f8a0e7c61 (このIDを非表示/違反報告)
さんかく。(プロフ) - 九条さん» なんもです！ちょっと時間がかかりますが待っててください(^^) (2015年7月12日 20時) (レス) id: 4f8a0e7c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんかく。 | 作成日時：2015年6月22日 18時
