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黒歴史 ページ5

─高校生時代─

優斗の家に転がり込んでから約2年。

おばあちゃんの力借りながら優斗、弟、波、僕の4人でやって来ているけれど、今日この日(お盆)。

おばあちゃんから、「親戚の集まりにもうそろそろ出てみないか」と言われたのです。面倒臭いのでサボろうかと思ったけど、常日頃お世話になっているので無下に出来ませんでした。

少しづつだけれども、トラウマが薄れつつある弟連れておばあちゃんの家へ。

来て直ぐに、何故両親の元から弟連れて離れたのかって質問攻めにされたけど、おばあちゃんが助けてくれました。流石おばあちゃん。

弟とおばあちゃんとおじいちゃんとで、のんびりご飯を堪能してると、大学生になった親戚のお兄さんがやって来た。

セ「2人とも馴染めずにおるけど大丈夫なん?」

識「………っだ、大丈夫ですっ!」

セ「(なんか猫みたいで可愛ええな。)」

ギューって離れない弟を引き剥がしつつ、作り笑顔浮かべて「大丈夫ですよー」なんて白々しく言う。

セ「そう言えば君京都にある高校行ったんよな?どこ行ったん?」

『あー○○高校っつうとこです。』

しばらくそうやって話を合わせながら、談笑してるうちに少し打ち解けた。

と。

なぁんか酒くせぇな。って思って周りを見たら、おっさん共が酒をめっちゃ煽って悪酔いしてた。うっわ。

馬鹿だなぁ。お酒は嗜むレベルが楽しいって本に書いてあったのに。って冷めた目で見ていたら、お兄さんから「なんかやな予感せぇへん?」って言われた。

うん。わかる。

その予感は的中して、おっさん達は近づいてきて、お兄さんの方へ這い寄って来てお酒を勧めてきた。

いや待て大学1年生っつっても、まだ19歳だったよな?誕生日来てなければ。

お兄さんめっちゃ焦ってるし、多分まだ未成年やろ?いやいやあのおっさん共頭沸いてんちゃうんか?

しばらくすると、断ってばっかのお兄さんに飽きたのか標的をこっちに変えて詰め寄ってきた。いやこっち来んな!!

苛ついて強めの口調で返したろか?って考えてたらそいつらあろう事か弟の方へ手を伸ばしてきた。

オッサン「少しぐらい飲んでも大丈夫だよー?ほらほら飲んでみなよー楽しーよー?」

識「へっ……?や、やぁ、っ!お、お姉ちゃんっ」

『……………後ろに隠れとき。』

そっと弟の盾になるように座り直す。

あーもう。

『腹立つな』

黒歴史2→←識「やばい僕の親族やばい!!」セ「うん、それな。」



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らく(プロフ) - 続編おめでとうございます!リクエスト聞いてくれてありがとうございます(*^^*)続編でも楽しく読ませてもらいますね! (2020年6月1日 23時) (レス) id: d81c77902c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怠惰 | 作成日時:2020年6月1日 17時

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