十六時間目 ページ20
明日は楽しみ、といっても私にはまだ謎があるのだ。
距離感バグの侑悟くんである……！
部活でしか会わないし、そんなに気にしなくていいかもしれないんだけどね……
ゆっくり歩く帰り道、スマホの振動音がカバンの中で響く。
誰かからのメッセージかな、と開くと碧人くんからだ！
帰る直前、そういえばって思い出して連絡先を交換したのである。
なになに、随分と男子にしては愛嬌のある文章、というかおぢさまというか…………
デフォルメされた柴犬の上に、よろしくお願いしますと書いてあるスタンプまで丁寧に送られてきた。
『Aさん、ちゃんと届いてる〜❓
僕、侑悟くんとも連絡先交換したんだけど、彼もキミの連絡先欲しいんだって(笑)
教えちゃっていい❓よかったじゃん、仲良くなれて😁』
「げ…………！侑悟くんかぁ……」
「げ、って何だよ」
………………………心臓止まるかと思った！
「あわわわわわ侑悟クン、、、！？！？！？
なんでここに、、！？！？着いてきた！？」
どこからともなく、いや、後ろから急に現れたのでびっくりした。
隠す気もなく怯えていると、頭に手をぽん、と置いて鼻で笑われた。
「んなストーカーみてーなことするかっての。
オレも帰り道こっちなの」
「はえーそうなんだ………あ、連絡先交換する？」
「おう」
気まずさの中、QRコードを見せるなどして連絡先を交換することができた。
「えと、なんで私の連絡先さがしてたの……？」
言った後で後悔した。部活が一緒だから、って事務的な感じに言われたらそれはそれで傷つくかも…！！！
「あん？さてはあんたマジでオレのこと知らねーな」
「へぇ？」
知り合いだったかのような言い草に、素っ頓狂な声を出してしまった。
立ち話もなんだし、と近くの公園のベンチにふたりで腰掛けた。
「そっか覚えてねーか。そりゃそうだな」
「えとえと、1回、？会ったことあったっけ……！？」
「…………新人戦だから、3年くらい前だな。
あんたが慌てて知らん学校のオレ相手に救急箱持ってきてくれたの、覚えてねぇの？」
…………………あ。
そういえばそんなこと、あったかもしれない。
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PH(プロフ) - 朱まぐさん» ひゃーーー読んでいただいてめためた嬉しいです……！！碧人はバリバリ優等生なので、確かにお友達に欲しいですね〜！！これからも更新頑張ってゆきます〜！ (2022年10月8日 23時) (
レス) id: 670284ea05 (このIDを非表示/違反報告)
朱まぐ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。お話面白かったです！碧人君みたいな友達欲しいなって思いました！笑タイトルもどのように回収されるのか気になります。無理せず作者様のペースで頑張ってください☺︎ (2022年10月1日 22時) (レス) id: d13cf71823 (このIDを非表示/違反報告)
PH(プロフ) - 桜とおもちさん» ウワーーー読んでいただいてうれしい限りです……！！感謝です〜！！ (2022年8月12日 22時) (レス) id: 665b8955cb (このIDを非表示/違反報告)
桜とおもち(プロフ) - イベント参加ありがとうございます！ ぶんしょうがけっこうたんたんとしていて、よみやすかったです！ 右星失礼します！ (2022年8月11日 6時) (レス) @page5 id: acf700690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PH | 作成日時：2022年8月1日 2時
