十時間目 ページ14
…………気まず〜〜い…
いかつ〜〜い………背たか〜い………
すっごい見てきますねあなたは…
チラ、とあの背の高い人を見てみる。
「………」
なんでそんなに睨むの………ぶつかっただけじゃあないですか………
「あの人、さっきAさんとぶつかっちゃった人だよね？
そんなに気まずそうにしなくていいと思うけどな〜」
「とりあえず声かけてみる…？？？え、碧人くんついてきて……？？？？」
「いいけどさ〜〜…笑
超きまずそうだね、ウケる」
ウケるってなんだよ！！！
怖そうだけどこのまま見られてるのも嫌なので声をかけよう……
「えと…テニス部なんですね…？これからよろしくおねがいします…へへ…」
「ん」
…………………あ、おわり？
ん。ってなんだよ！ん。って……！！
「3組の人だよね？よろしく〜
他に入る人って聞いてるー？僕らだけかな」
碧人くんのコミュ力炸裂ぅ！
たしかに、私たち3人だけかな…
ほんとに少ないんだな〜…
「あー……………
しらね」
そうですか！！！
やばいちょっと苦手なタイプだウワーン…
「名前聞いてなかったよね、なんて言うの？
僕は横山碧人、みんな名前で呼ぶから碧人って呼んでね」
ほら、と碧人くんが肩を小突いてくる。
「えと、私はAAです…」
名前を言ってちら、とイカツイくんを見てみる。
「オレは……高橋侑悟」
高橋、侑悟………？
聞き覚えのある名前な気が……しただけかな？
「侑悟くんか、中学はテニスやってた？」
「小学生ンときからやってた」
「へぇ、じゃあ結構スゴ腕だね！」
碧人くんが言ったのに侑悟くんは無理やり目を逸らす感じで、
「もうバカみたいにガチではやんねぇよ、くだらねーし」
「え…………」
そのまま彼は背を向けて奥へ行ってしまった。
くだらない、って……小学校から続けてたのに。
「なんか感じは悪いけど話せなくはないよねー。
あんま怖がんなくていいよ」
「…………………あ、思い出した」
「ん？」
私がポツンと呟いたことに、碧人くんはいつも通りの涼しい顔で聞き返した。
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PH(プロフ) - 朱まぐさん» ひゃーーー読んでいただいてめためた嬉しいです……！！碧人はバリバリ優等生なので、確かにお友達に欲しいですね〜！！これからも更新頑張ってゆきます〜！ (2022年10月8日 23時) (
レス) id: 670284ea05 (このIDを非表示/違反報告)
朱まぐ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。お話面白かったです！碧人君みたいな友達欲しいなって思いました！笑タイトルもどのように回収されるのか気になります。無理せず作者様のペースで頑張ってください☺︎ (2022年10月1日 22時) (レス) id: d13cf71823 (このIDを非表示/違反報告)
PH(プロフ) - 桜とおもちさん» ウワーーー読んでいただいてうれしい限りです……！！感謝です〜！！ (2022年8月12日 22時) (レス) id: 665b8955cb (このIDを非表示/違反報告)
桜とおもち(プロフ) - イベント参加ありがとうございます！ ぶんしょうがけっこうたんたんとしていて、よみやすかったです！ 右星失礼します！ (2022年8月11日 6時) (レス) @page5 id: acf700690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PH | 作成日時：2022年8月1日 2時
