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…と、いうわけで。
機械に強い樹にそのセッティングをしてもらっているのだけど。
構ってほしいのだ。とても。
いやわかってるよ。
十割私が悪くてとんでもなくわがままなのはわかってるんだけど…。
やっぱりさ？家に二人っきりでさ？
一生懸命やってくれてる背中とか
前髪からちらっと覗く真剣な目とか見るとさ、
体のどこか触れていたくなるんだよ。
だって好きなんだもん。
テレビの前で片膝立ててまたスマホをいじる樹の背中に抱き付いて、
その肩にうずめた鼻からすうっと息を吸い込むと
大好きな匂いで胸がいっぱいになった。
『じゅり、すき。』
樹「…お前さぁ、」
はぁ、と小さくため息を吐いてこっちを振り向くと
私の両方のほっぺを片手でむぎゅっと挟んで、
樹「ほんと困るわ。可愛すぎて。」
『？！？！？！』
不可抗力で少しだけ尖った唇をぱくっと食べるみたいなキスをした。
『じゅ、樹のばか！！へんたい！！』
樹「なっ、男はみんな変態だからね！！」
『否定してよ！』
そんなこんなで樹にいたずらされてすっかり参ってしまった私は、
大人しく樹の作業が終わるまで見守ることにして。
しばらくテレビをいじって
出来たよー、と振り向いた樹の隣にぺたっと座った。
早速アプリを起動して、
好きなアーティストのMVとか
アイドルが日替わりでやってる面白いチャンネルとか、
大きな画面でひとしきり見てすごくすごく満足。
『すごいよかった！樹ありがとう！』
樹「どういたしまして。Aがそんなに喜ぶなら当てた甲斐あったわ。」
『あ、でも樹は一等が欲しかったんだっけ。』
一等の夢の国のチケットをいいなぁ、と見てるのにはなんとなく気付いていて。
はっきり言ってたわけじゃないけど、
なんとなくそっちの方がよかったんだろう。
樹「ん？まぁでもこっちなら北斗も一緒に三人で楽しいから。」
そうへへって笑って、
恋人の樹もだけど…
北斗や私のお兄ちゃんになる瞬間も、
なんか…なんか、もう…！
『夢の国は私が連れてってあげるからね！』
一歩近付いてさらさらな前髪を撫でると、
気持ちよさそうに目を細めて
樹「期待してる。」
かまっておわり。
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綾鷹(プロフ) - そあさん» ご感想ありがとうございますー！また番外編3の方でちゃんとご挨拶致しますが、きっとすぐ戻ってきてしまうので、そのときはまたぜひ遊びにきて頂けると嬉しいです！お優しいお言葉本当にありがとうございます。。。>< (2019年2月8日 21時) (
レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
そあ - リクエストのお話とてもきゅんきゅんしました♪ありがとうございました！休止という文字をみて、とても残念なのですが綾鷹さんのペースで戻ってきてください！ (2019年2月8日 18時) (レス) id: 6d84923983 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 心愛さん» かしこまりました！ご理解ありがとうございます。。。もちろんです、そのときはまたぜひお願いします！ (2019年2月7日 4時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - それではプロポーズとXmasのお話をお願いします。また受付を開始したらリクエストしても大丈夫ですか？ (2019年2月6日 22時) (レス) id: 438de2be2d (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - リリーさん» 最近樹くんのお話を書けていなかったですねΣかしこまりました、どんなお話にいたしましょう？！ (2019年2月6日 20時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年1月28日 18時
