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ご近所さんなんだから仕方ないんだけどさ。
『…おかえり。』
北「ただいま。Aも丁度帰りだったんだな。」
「Aちゃんこんにちは。」
仕事終わりに家の最寄り駅の改札でばったり。
多分二人も同じ電車の違う車両に乗ってたんだろう。
職場も帰る駅も同じならそりゃあ一緒に帰ってきててもおかしくはないよ？
だけど嫌だよ。すっごく。
「それじゃあ松村先生、また明日。」
北「はい、お気を付けて。」
ほんの少しだけ同じ駅からの帰り道の後、
私たちは二手に別れて。
お姉さんは優雅に手を振るし、北斗先生は彼女を気遣ってる。
『…仲良いね。』
また私嫌な子になろうとしてる…。
北「通ってた中学一緒だったんだよ。
学年も違うし、昨日知ったけど。」
『え、なにそれ…』
もう運命じゃん。
向こうもきっとそう思ってるよ。
ねぇやだよ、先生…。
『…もうあの人と会っちゃやだ…。』
慣れた家に帰ってくると、
我慢してたわがままはつい口からこぼれてしまった。
北「無茶言うなよ、同僚だぞ。」
いい子だから、なんて頭を撫でられても
子供扱いが悲しい今は心なんて晴れなくて。
その手からそっと逃げた。
北「A？」
『…あの人絶対北斗先生のこと好きだもん。』
北「そんなことねぇから。」
『あるもん。だって今日一緒に帰ってきた…。』
一度弱くなるともうだめなもので。
先生が困ってるってわかるのに、
閉じ込めようとした言葉が次々出てきて止まらない。
こんなだから子供扱いされるのに。
先生に嫌われたくないのに。
『あんな綺麗な人、いつか先生もあの人を好きになっちゃうよ…！』
北「っ、んなことあるわけねぇだろうが！」
とうとう先生を怒らせてしまった。
『…ごめん。』
北「…いやさすがに傷付いたわ。
あぁーあー、俺にはAしかいねぇのになー。」
『なっ…、なにそれ先生ずるいよ！』
でも、怒っていたのは一瞬だけで。
ふざけたようなふてくされたような、
そんな言い方でも先生は私を安心させてくれようとしてた。
北「なんだよ、疑わしいんだろ？」
『ち、ちが…もー！わかったよー！』
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綾鷹(プロフ) - そあさん» ご感想ありがとうございますー！また番外編3の方でちゃんとご挨拶致しますが、きっとすぐ戻ってきてしまうので、そのときはまたぜひ遊びにきて頂けると嬉しいです！お優しいお言葉本当にありがとうございます。。。>< (2019年2月8日 21時) (
レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
そあ - リクエストのお話とてもきゅんきゅんしました♪ありがとうございました！休止という文字をみて、とても残念なのですが綾鷹さんのペースで戻ってきてください！ (2019年2月8日 18時) (レス) id: 6d84923983 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 心愛さん» かしこまりました！ご理解ありがとうございます。。。もちろんです、そのときはまたぜひお願いします！ (2019年2月7日 4時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - それではプロポーズとXmasのお話をお願いします。また受付を開始したらリクエストしても大丈夫ですか？ (2019年2月6日 22時) (レス) id: 438de2be2d (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - リリーさん» 最近樹くんのお話を書けていなかったですねΣかしこまりました、どんなお話にいたしましょう？！ (2019年2月6日 20時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年1月28日 18時
