･ ページ8
・
デビューが決まったと知らされた約2ヶ月後。
デビュー曲のレコーディングを終え、ダンスの練習中にPDニムに呼び出された。
PD「よく来たね。君たちに話さなければいけないことがあるんだ。」
直感であまりいい話ではないことがわかった。
デビューの日が延期になったとか？
もしくは取り消し？
そうでは無いことを強く願う中PDの口がゆっくりと開いた。
PD「実は……本当に申し訳ないんだが……Aのデビューが取り消しになった。」
実際の間は約10秒くらいだろう。だけど僕には凄く長く感じた。
RM「それは……どうゆうことでしょうか……」
PD「僕が前にいたJYPからAを是非うちにと言われたんだ。」
JM「そんなっ……僕達もうデビュー曲もレコーディングし終えてっ、」
PD「本当にすまない。うちは小さな事務所だから断ることも出来ない。」
Aは下を剥いていて顔が髪の毛で隠れているから表情が見えない。
それからの事はあまり覚えていなくて、気づけば練習室で丸くなっていた。
気まずい空気が流れた。
そんな沈黙を破ったのはジニヒョンだった。
JN「Aの移籍は認めざるを得ないと思うよ。」
どうしてそんなことが言えるの？一緒に頑張ろうねって言ったじゃん……
JK「じゃあヒョンはっ！Aが居なくなってもいいってことですかっ！？一緒に頑張ろうねって言いましたよね！？あれは嘘だったんですか！？……っ！」
気づけば感情的になって気持ちをぶつけていた。
でも、それを止めたのは誰でもなく、Aだった。
『ジョングク。仕方ないことなの。』
Aまでもがそんなこと言うなんて。
JK「なんだよそれ。じゃあ約束は？8人でずっと一緒にいるって約束は！？破るのかよ！」
感情を止められなくてAにも強く言っちゃって。
他のヒョン達もオロオロしてて。
もう何が何だかわからないよ……
『しょうがないのっ！！』
いつも温厚であまり怒らないAが声を上げたことにビックリした。
『しょうがないんだよ……私が移籍すれば皆はデビュー出来る。事務所もオッパ達もPDの名前も守れるのっ……私だって皆と一緒にデビューしたかったよっ！！』
『でもこれが現実でしょう！？スタッフさんに言われた。どうせ無理だって。でもやれるって信じて頑張った。でも……それでも、無理なものは無理だったの……』
『ジョングクともオッパ達とも離れたくないよ……ずっと一緒にいたいのに……なんでっ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 935人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もさ - 一卵性の男女の双子？？生物学上無理じゃないですか？それとも妹と一卵性の双子って意味ですか？よく分からん… (2022年6月18日 16時) (
レス) @page10 id: 3dd9732650 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - すごく感動しました。良い作品をありがとうございます。 (2021年7月23日 17時) (レス) id: 0883cafa55 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - グクとのウギョルがみたいです！ (2021年4月24日 20時) (レス) id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
トユ - みーこさん» 了解しました(*`･ω･)ゞ (2020年7月7日 20時) (レス) id: 33e5b81132 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ジミンかグクとのウギョルがいいです！！返信ありがとうございました！ (2020年7月7日 0時) (レス) id: cc6f451fb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トユ | 作成日時：2020年6月20日 10時
