検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:129,441 hit

30 ページ30







「え、いいの?」



WZ
『おう。だから帰れ』






遡ること5分前、やっと放課後になったんだけど




あの子たちと顔合わせなきゃとばかり思っていた私に





ウジ先生はこう言った。








“ あいつらが反省しねえのは目に見えてる。

 なのに顔合わせたってお前の傷を抉るだけだろ

 俺はそれが嫌だから帰れ ”









普通にええ!?ってなった。




うん、だって私小学校とか





男の子が先生の前で女の子に謝ってるのよく見かけたよ?







そして今に至る。




「え、本当に?」





WZ
『うるせえな早く行け』





冷たい!!








「バイバイ、ウジ先生」





WZ
『はいはい。…あ、髪。似合ってるからな』




「ありがとう!」









保健室を出て考える。









似合ってる そう言ってくれたのは誰だっけ。







黙々と考えながら下駄箱まで行くと






先輩達がいた。





その中に一人、同じ学年のバッジをつけた男の子。






ジョングクくんだ。







ジョングクくんと目が合って





訳の分からない気まずさに目を逸らした。









先輩達はまだ私に気づかない。





髪切ったからかな、と自問自答する。






考えていると




JM
『Aちゃんだ!』





なんて声が頭に響いて





顔を上げるとテヒョン先輩とジミン先輩が手を




ブンブン振ってくれている。








私も気持ち程度に振りかえすと





TH
『なんで俺に見せに来なかったの?』





と言って、ズカズか近寄ってくる。







わわ、綺麗な顔が来る






TH
『クラスの男子が言ってたの!

 テヒョンのハニーが髪バッサリって!』







「は、はにー?」








TH
『そう、ハニー!とにかく!次切ったら

 俺のとこ直行ね!!』









言うだけ言って去った先輩。







なんだったんだろう。







今度こそ帰ろうと外へ出ると





放送でジョングクくんが呼ばれた。






私は知ってる。確かにあの声はウジ先生の声。








でも何でジョングクくんなんだろう。






なんて考えながらぼんやりとしたまま家に帰った。

31→←29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (126 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
413人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年團 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ARMYです! - ふらぺつーのさん» 二人ともかっこいいですよね! (2018年11月14日 23時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
ふらぺつーの(プロフ) - ARMYです!さん» めっちゃ分かります笑面白くてかっこいいですもんね…絞りに絞った結果ユンギさんとスニョンくんになりました笑 (2018年11月11日 22時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです! - ふらぺつーのさん» バンタン=グクユン、セブチ=ジス+96lineです!皆かっこいいので一人に絞るのは無理で結局オルペンなんですよ(汗) (2018年11月11日 18時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
ふらぺつーの(プロフ) - ARMYです!さん» 誰ペンとか聞いても大丈夫ですか? (2018年11月11日 14時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです! - ふらぺつーのさん» はい!!!!!! (2018年11月9日 22時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふらぺつーの | 作成日時:2018年9月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。