地味メン

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( JKside )






僕は何を見ているんだ。






生徒と教師の禁断の恋？



カップルのイチャイチャ？







昼休み、ヒョン達とご飯に行く前に





おじいちゃん先生に捕まって、



職員室に荷物を運ぶことになった僕。





職員室がある廊下には教材室もあって、






必然的に教材室の前を通ることになるんだけど






( 妹さんと入れ替わりたい )



( 妹じゃなくたっていくらでもしてやるけど？ )






思わず立ち止まってしまったのは





衝撃的だったのもあるけど、声の主が




僕の想い人だったから。





( ちょ、ハニちゃん？ )







ハニちゃん 彼女はそう呼ぶ。





古い校舎で立て付けが悪いのか




しっかりとしまらないドア。









そのせいで、




微妙な隙間から





重なる男女の黒い影だけが





僕の視線を釘付けにした。








教科書が2冊ほど床に落ちる。





急いでしゃがんでその2冊を持って立ち上がると





先程よりも教材が重く感じて





まるで、僕の心みたいだった。







その後に聞こえたのも






( ハニちゃん！ )



( ハニちゃんは… )



( ハニちゃんが… )









もう聞きたくなくて




ヒョン達の待つ屋上へ足早に向かった。









ウジ先生といい…ジョンハン先生といい…




なんなんだよ。

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