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お昼休み、教室では目を疑う光景が広がっていた。









円形に並べられた椅子。そこに座女子。







中心には…男子に殴られるジョングクくん。









『素直に謝れよ。』





『あなたの女に手をだしましたって!!』









そんなこと、しない。





ジョングクにできるわけがない。







「…なよ」





聞こえていないのか



男はジョングクくんの胸ぐらを掴む。









男子が腕を上にあげ殴ろうとした瞬間









「いい加減にしなよ!!」







自分でも驚くような声が出た。









ピンっとはりつめた空気。









『は?何言ってるの、あんたもコイツと同類?』





『こいつのこと好きなわけ?』笑








小学生かよ、こいつら。







少し庇うと「○○のこと好き」とか




変な噂ほざいたり。









「わ、私は…っ」





「あなた達といるなら彼と一緒にいたい。」








震えながらも出た声。







それは確かに彼らに届いた。









ああ、ハブ決定か。なんて呑気に考える。









彼らが「あーきもいきもい」なんて言って




教室から出ていった。








残された私とジョングクくん。








『キム、さん…』







殴られて口を切っているのか喋りにくそう。






「は、はい」




『ありがとうございます…

 女の子に守られるなんて情けないです…』








少し照れた顔。






「いえ、私もなかなか止められずすみません…」









「保健室、行きましょう」






彼に駆け寄り、肩を貸して立たせる。







意外に筋肉あるんですけどおおおおおお!!!!






……






保健室では消毒と絆創膏で終わった。









『ありがとうございます』




『キムさんとてもかっこよかったです』







『キムさん、??』









こちらを向くのはいつもの彼。






黒髪にメガネ…





今でも蘇る保健室での彼。






メガネに消毒がついたのか拭くために取った。






…っ





素顔、こんな感じなんだ。







すっごく整っていて、しっかり目に焼き付けた。









「あ、ああごめんなさい」







『不思議な方ですね』






「こっちのセリフです」









クスッと二人の笑いが重なった。









私、ジョングクくんとなら






いじめを受けても立ち上がれる気がする。

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設定タグ:BTS , 防弾少年團 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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ARMYです! - ふらぺつーのさん» 二人ともかっこいいですよね! (2018年11月14日 23時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
ふらぺつーの(プロフ) - ARMYです!さん» めっちゃ分かります笑面白くてかっこいいですもんね…絞りに絞った結果ユンギさんとスニョンくんになりました笑 (2018年11月11日 22時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです! - ふらぺつーのさん» バンタン=グクユン、セブチ=ジス+96lineです!皆かっこいいので一人に絞るのは無理で結局オルペンなんですよ(汗) (2018年11月11日 18時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
ふらぺつーの(プロフ) - ARMYです!さん» 誰ペンとか聞いても大丈夫ですか? (2018年11月11日 14時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです! - ふらぺつーのさん» はい!!!!!! (2018年11月9日 22時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふらぺつーの | 作成日時:2018年9月24日 21時

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