地味メン

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教室に来てみたは良いものの…




やっぱり一人ってなかなかに辛い。







本を読もうとしても、目が文字を滑っていくだけで







内容なんて全然入って来ない。







どうしてこうなっちゃったのかな。









正義感が強いから、


というとなんとなくいい感じに聞こえるけど







私はただ単に先を見越せないだけだと思う。









まあ別にこんなクラス、後半年すればおさらばだけど。








今は4限目が始まる5分前。





お腹減った…









ｶﾄｸｯ





空腹に悶えているとカトクが送られてきた。








TH ： Aちゃん、お昼空いてるー！？






あれ、私テヒョン先輩の持ってた…？



あ、そういえば初対面の時に



急にスマホ奪われたんだっけ。








お昼か…私ハニちゃんとこ行こうかな





A ： ごめんなさい、用事があって…








TH ： 呼び出し！？Aちゃんってやんちゃなの？







え、めんどくさっ






A ： 知らなかったんですか？(笑)
　 提出物忘れちゃって






なんとか話を合わせて


TH ： がんばれ！！




なんて送ってくれたテヒョン先輩。








純粋だな…あの見た目で純粋っていろいろ大丈夫？









ハニちゃん仕事あったらどうしよ…







まあう〜たんとこ行けばいっか









あのときでしゃばらなければ







女の子と恋バナしたり、放課後遊びに行けたり





…何考えてるのよ私。








ジョングクくんを少しでも救えたなら



それで良いじゃない。









そう頭では分かっていても





何だか悔しくて




涙が溢れそうで






必死に唇を噛んだ。







本当に私ってバカ。

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