地味メン

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あのあと、先生が入ってきて授業が始まった。





授業中、私には回ってこないけど




女の子同士で紙が回っていた。









チラッと見えた紙。









“ さっきのやばくない？ ”




“ 私狙おうかな ”



“ てかあんなイケメンなら早く言えって感じ ”




“ ヤバい私本気で落ちたかも ”




“ え、私もなんだけど ”






“ テヒョン先輩並みに人気出そう ”







“ 私写真部の友達にブロマイド頼もうかな ”






…などなど。








まあ確かにさっきので大体の人は落ちる。







女の子って怖いなと思っていると授業が終わった。









委員会の仕事があるから、とジョングクくんの



席へ向かおうとすると








女
「誰か好きな人いる？」




女2
「他校に彼女とか！」









私女のこういうところが大嫌い。








クラスの男子に『ハブられ者同士で』って




図書委員をやらされている私とジョングクくん。








今日はカウンターに居なくちゃいけないのに






ずっと話してる。






なんとなく見つめていると目があった。






目が合うとジョングクくんは立ち上がって






周りの女の子に『好きな人、いますよ』と言って






女の子達を沸かせて私のもとに来た。









『今日はカウンターですよね？

　すみませんでした』






「大丈夫だよ、行こう」









ジョングクくんは、





嬉しいのかな、ああやって囲まれるの。






でも、妹さんのこともあるし…








『…さん』








『Aさん？』








首をかしげたジョングクくん。




その後ろは図書室。









『どこ行っちゃうんですか？』








「あ、や…ごめん」









そのあともボーッとしながら









仕事をした。

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