十戒の少女【七つの大罪】Ⅱ (ページ7)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:51,374 hit

そのごじゅうページ7

いやほんとに更新遅くてすいません。
________________________________

メリオダス「チャンドラー…」

私が七つの大罪と睨み合っていた最中にメリオダスが目を覚ましたらしい。

チャンドラーはメリオダスの姿を見るなり怯んでしまった。

いや、仮にも師匠でしょチャンドラー…

私が半ば呆れた状態で事の次第を見守っていると、チャンドラーの反抗も虚しくメリオダスはエリザベスを連れて行ってしまった。

貴「逃げられたね～。チャンドラー。」

チャンドラー「ふん。後からワシが潰せばいいだけのこと。」

まあ、結局消えるなら何でもいいんだけどさ～。

チャンドラー「そんな事よりここを片付けるのが先じゃ。」

貴「まあね～。」

私は帽子亭に向けて技を放ってみることにした。

貴「散雷(フレアボルト)」

ﾊﾞﾁｯ！

雷が屋根に触れた瞬間、瞬く間に店のすべてを雷が覆った。

ガラガラと崩れ去る。

崩れた店の跡にはまだﾊﾟﾁﾊﾟﾁと雷が残っていた。

貴「すごい威力…」

チャンドラー「それは魔神王様から与えられたものじゃろ？強いのは当たり前じゃい。」

貴「そうだよね…。この力があればメラスキュラを助けられるかも。」

その時。

ｺﾂﾝ…

何かが帽子亭から転がり落ちた。

拾ってみると、それは試験管だった。

中から感じるのは。

貴「メラスキュラ…」

私は試験管の蓋を勢いよく抜いた。

ﾓﾜﾓﾜと煙が出てくる。

メラスキュラ「ん？私確か捕えられたんじゃ…」

貴「メラスキュラ～！」

メラスキュラ「うわっ！A！………ありがとう、助けてくれたのね。」

私はメラスキュラとの再開に現を抜かしていた。

これから来る刺客との戦いに身を投じることになるとも知らずに。

？「我等はもはや王にも十戒にも非ず。」

？「ただの妖精と巨人ス。」

この声………まさか。

そしてキングとディアンヌは私の気も知らずに悲愴の名を口にする。

キング「グロキシニア様…」

ディアンヌ「ドロール…」

グロキシニア「やあ。久しぶりっスね、A。」

ドロール「申し訳ないですがやはり魔神族とは相容れぬ間柄だったようです。」

貴「グロキシニア…！ドロール…！どうして…」