十戒の少女【七つの大罪】Ⅱ (ページ6)

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そのよんじゅうきゅうページ6

作)更新遅くなってすみませんでした。テスト期間中だったんです。(言い訳)

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貴「……………」

今私は七つの大罪と対面している。

まぁ、勿論皆は私のことを警戒してじーっと見てくるのだが。

ディアンヌ「A…」

私はディアンヌの呟きに反応は示さず、その代わりにある気配を感じ取っていた。

遠くの方からチャンドラーとキューザックの魔力を感じる。

多分ゼルドリスも一緒だ。

堰を切って話し出したのはバンだった。

バン「おいマーリン。師匠が煉獄と繋がってんだろ？俺を連れていけ。」

はぁ？何言ってんのこいつ…

バン「俺は不死身だ♪ 何とかなんだろ～。」

そんな呑気な事言ってたらタダじゃ済まないと思うけどね。

貴「多分不死身でも魔神王様には勝てないよ～？あそこに入るだけで精神を蝕まれ始めるんだから。」

キング「心外だな。十戒の君がそんなことを言うなんて。」

キングってば…そこまで魔神族が憎いの？

貴「エリザベス…メリオダスを助けるなんて馬鹿なことは考えないことだね。無理だよ貴方には～。」

エリザベス「それはやって見なくちゃ分からないことだわ。」

貴「頼もしいね～。王女さんは。」

私の忠告を聞いたはずだが、バンはさっさと煉獄に入っていった。

ほんとに馬鹿だね？

そろそろ「来る」よ。

マーリン「…………!! この気配は！」

チャンドラー「坊ちゃーん♡」

貴「相変わらず気持ち悪いねチャンドラー。」

チャンドラー「む？Aか。丁度いい。お前も協力せい。………髪色が変わったか？」

貴「そんな事よりそこの女さっさと出してくれない？私はその子がうざったいんだよね。」

チャンドラー「奇遇じゃな。ワシもじゃ。」

チャンドラー「絶対強制解除(アブソリュート・キャンセル)」

ｺﾝｯ

光の結晶となりマーリンの完全なる立方体(パーフェクトキューブ)は消え去った。

マーリン「姉々！」

姉々！？マーリンってそう呼んでたっけ？

ま、いいか。

私はエリザベスの方に目をやる。

貴「え？」

そこにはもう、メリオダス、エリザベス、チャンドラーの姿はなかった。