真夏の少年 ２

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明菜｢もう少し上手くやりなさいよ！｣

高橋｢すいません！｣

明菜と高橋の開き直った態度は変わらない。

竜二｢てめぇらに良心はねぇのかよ！｣

明菜｢あのね！私達の使命は真実を伝えることなの！良心なんかに惑わされてたらジャーナリスト失格だから！｣

『じゃあ…2人の使命を真っ当する行為が誰かの命を奪っても同じこと言えるの？』

Aが静かに口を開く。

『本当に真実なの？昨日も言ったけど…胸張って真実って言えるわけ？

もし少しでも偽りがあるとするなら…私は許さないから』

Aの鋭い視線は明菜と高橋に向けられている。

『行こう…話しても時間の無駄だよ』

竜二｢おめぇらとは二度と関わんねぇからな！｣

Aは睨みをきかせたまま、竜二は高橋に怒鳴り散らし、篤は舌打ちをついて放送部の教室を後にした。


道史｢三平さんを守れなかった…｣

悟｢三平さん…なんで何も言わずに捕まっちゃったんだよ！｣

竜二｢三平さん別に悪い事してねぇじゃん！｣

明彦｢銃刀法違反！｣

明彦の声が響き渡る。

篤｢少なくとも3年以下の懲役、又は50万円以下の罰金｣

悟｢3年！？｣

竜二｢50万！？それどういうことだよ！｣

悟｢おい！何とか言えよ！｣

イマイチ理解が出来ていない悟と竜二。
それに対して、篤、道史、A、明彦、和彦の表情は曇ったまま。

明彦｢三平さんが悪い事してなくても！現代の法律では罪になっちゃうんだよ！｣

竜二｢それ何とかなんねぇのかよ！｣

悟｢どうすればいいんだよ！｣

明彦｢罰金刑だったら…お金払えばいいけど…三平さんお金持ってないでしょ？｣

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