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駒井…。
原田「コンビニのバイトまだやってんでしょ?」
まさかのカミングアウトに駒井も驚きの表情になる。
原田「今度いくから、次はサービスしろよ?」
駒井「ありがとう笑」
東条…。
原田「東条正義
病院での事はないしょにしといてやる!」
東条「うるせぇ笑」
原田の顔は口をツボめている。
東条「終わりだな」
東条は田中の方を見て言う。
田中「可愛い顔してるから…終わりだ」
原田「俺のためにありがとな」
東条「こちらこそありがとう」
原田「頑張って落とせよ」
東条「言われなくても笑」
光岡…。
原田「スカートもっと短くした方がいいんじゃない?そしたら、マリリン名乗ってよし!」
光岡「あとで…スカートちょうだい?」
原田「あげない」
若林…。
原田「若林優馬
お前マスク外しちゃったから…今後残りの人生で花粉症になった時、マスクしずらくなったね。」
若林「え…?」
原田は二ーと笑っている。
田中「二ってなってるから…終わりだ」
若林「あ…」
原田「今度マスクする時、いいん来るんだぞ?」
若林「…花粉症にならないからもうつけない!」
原田「ううん…風邪引いた時はして?迷惑だから」
若林「うん…分かった笑」
生徒達の卒業証書授与が終わった。
原田は次に田中の名前を呼んだ。
原田「田中!お前には…」
田中「僕にもあるんですか?泣」
原田の、小さなカバンから出てきたのはお稲荷さん。
田中「バックに生で入れます?普通…」
原田「最後のわがままだ…食え」
田中は原田からお稲荷さんを貰うと口に詰め込む。
田中「タンスの味がします〜泣」
原田「これで全員ね、まさかあたしがやりたいこと…あんた達が叶えてくれるなんて…思ってなかった。ありがとう。最後に私からみんなに伝えたいことは…特にありません」
田中「ないんかい!」
原田「だって皆、個人個人に言ったから…」
田中「いや、なんか締めというか…あるじゃないですか!」
原田「ない!ま、でもあたしがこれだけやりたいことやれてるんだから、あんた達なら今からやればもっと、あたしなんかよりもっと、やりたいことやれるかもしれないよ?
じゃーね」
教室を出ていこうとする原田を明智が止めた。
明智「おい、ちょっと待てよ!」
原田「キムタク!?」
明智が原田に渡したのは自分たちで書いた卒業証書。
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虹叶(プロフ) - 番外編にパスワードがかかっているのですが、パスワードを教えていただくことは出来ますか? (2023年4月5日 14時) (レス) id: d1e8cad7d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - パスワード教えてください (2022年7月18日 1時) (レス) @page47 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 私も横アリ落選ドリボ当たりました!いつも面白くて大好きです! (2019年7月29日 12時) (レス) id: 9e30be30e9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - なーさん» コメントありがとうございます!作者は切ない系好きでして…無意識にもって行ってしまうんです笑 ぜひぜひ!!フォローどーぞっ! (2019年7月3日 12時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - ずっと楽しく読ませていただいてました!切ないのもぱみさんの文章も大好きです!twitterの方、フォローさせてもらってもよろしいでしょうか…?(><) (2019年7月3日 11時) (レス) id: 3cdd23f11d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱみ | 作成日時:2019年6月15日 23時