私、自分嫌いなんで５【俺のスカート、どこ行った？】

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東条｢辞めるってあんないきなり言い出してさ…急にいなくなって？もっと…なんつうか…？

うん…自分でもなんて言っていいかわかんねぇや…｣

明智｢まぁ、俺らのためにも…そーゆう卒業式やろうぜって意味でもあるしさ…｣

東条の言葉に頷きつつも明智は言う。

東条｢あいつ…本当は体悪くて辞めるんじゃないかな……｣

明智｢……のぶおなら大丈夫だよ｣

明智は東条の言葉に少し悲しそうな表情をするも少し微笑んでそういった。

若林｢うん…僕もそんな気がする｣

明智｢てか、のぶおならさ…｢人間いつか死 ぬわよ！｣とか言って死 にそうじゃね？｣

若林｢うん笑 いいそう！｣

明智｢な？さっ飯食おうぜ…腹減った｣

若林｢うん！｣

東条も食べかけていたパンを口に運んだ。

放課後…廊下を急ぎ足で歩く長井に声をかけた東条。

東条｢長井先生！｣

長井｢どうしたの？｣

東条｢のぶおの家教えて欲しいんだけど…

あ、あの…皆でやろうとしている事があって…
なんちゃって卒業式って言うか…

だから教えて欲しいんだけど…ダメかな｣

東条の言葉に長井は何かを考えつつ口を開く。

長井｢原田先生は……｣

東条｢…なんかあったの？｣

長井の様子に思わず聞き返す東条。

長井｢いいえ違うんだけど……あ！着いてくる？｣

そう言って急ぎ足で歩き出した長井。
その後を追うように歩き出した東条。

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