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《番外編》東条とおばけ屋敷 ページ43

東条と君澤はおばけ屋敷の列に並んでいた。
外に並んでいるのに、中からはたくさんの絶叫の声が聞こえてくる。

東条「…まじかよ」

君澤『本当にやばそうだね…』

そう言いながらもどこか平気そうな君澤。

東条「お前怖くないの?」

君澤『いや…別に東条と一緒だし、1人じゃないから大丈夫でしょ』

東条「……ん!?」

納得しそうになったが東条は、思考が停止する。
「東条と一緒」という言葉が東条の頭の中を駆け回る。

東条「おお、おうっ!俺が入れば大丈夫っ!怖くなったら俺の手をしっかり握れよな!」

そう言われ君澤は自分の手を見る。

君澤『…いや……東条の方がしっかり握っちゃってるからね?』

すでに、君澤の手を東条の手がしっかりと握っていた。何故か少し震えて。

君澤『…もしかして、怖いのダメ?』

東条「べべべ、別にっ!?」

慌てようからして、おそらく……。

東条「怖いわけねぇだろ……。お…」

君澤『お…?』

君澤は東条の顔をのぞき込む。

東条「お前と一緒なんだから!」

東条は頬を赤く染め言い切った。

君澤『…フッ そうだね?笑』

君澤の笑顔に東条は視線をそらした。
そして、そんな東条の反応を見て君澤は東条の手を強く握り返した。

「次の組どーぞ!」

東条「行くか!」

君澤『うん!』

東条と君澤は不気味なオーラが漂うおばけ屋敷の中へと足を進めた。


━━━━━━━━━━━━━━━


君澤『んで、途中からずっとめつぶってたんだよね〜、ね?東条』

君澤に問われた東条はと言うと…机の上で腕の中に顔を埋めていた。

明智「こう見えてAは怖い系平気なんだって笑 今回は……ドンマイだな…笑」

話を聞いていた明智も苦笑いで東条の背中をポンと叩いた。

若林「東条、俺も怖いのダメだから気持ちわかるよ!」

若林も必死に東条を慰める。

東条「…お前らフォローになってねぇんだよっ!!泣」

東条は顔を上げたが、また机にぶつかる勢いで顔を下げた。

東条の恋の試練はまだ続く。

《番外編》明智とカップル→←新作について



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なえ - ぱみさん» ありがとうございます! いつも読んでいます! (2019年6月15日 23時) (レス) id: a62a058a8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - なえ さん» コメントありがとうございます。いえいえ大丈夫ですよ!お気になさらずに!大好きと言って頂けるだけで嬉しいです (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - タピオカさん» コメントありがとうございます!ぜひぜひよろしくお願いします! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - うみこさん» 作者もオチについてはまだ悩んでおりましたので、貴重なご意見ありがとうございます! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - もなこさん» リクエストありがとうございます!お時間ある時に書きますね! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱみ | 作成日時:2019年6月1日 23時

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