私、自分嫌いなんで４【俺のスカート、どこ行った？】

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文化祭を明日に控え、準備も終わり皆はそれぞれ帰宅の準備を始める。

君澤が支度をしていると後ろから光岡に声をかけられる。

光岡｢君澤…｣

君澤『ん？どうしたの？』

光岡｢ちょっと話したいことがあって…｣

光岡の言葉を待つ君澤。光岡は中々話だそうとしない。

君澤『大丈夫？無理に話せないなら…』

光岡｢…ごめんっ…また話せる時に｣

君澤『うん！』

光岡は原田の所に行ってしまった。
君澤は、光岡の背中を見つめながらカバンを持った。

明智｢A、一緒に帰ろうぜ？｣

君澤『うん！いいよ』

久々の2人で帰宅。
父親との事があってから、かつて名前で呼びあっていた頃のように戻れた。
明智は、君澤に歩幅を合わせながら楽しそうに話しながら家に向かって歩き出す。

君澤『秀一のドレス姿待ち受けにしよ〜かな笑』

明智｢まじやめろって笑｣

君澤『…なんかさ…先生が来てから…皆もそうだし変わったよね…。』

明智｢うん……助けて貰ったし…｣

君澤『私も……"のぶお"って呼んでもいいのかな…』

君澤の言葉に明智は、じっと君澤を見つめてハッキリこう言った。

明智｢のぶおは……今までの奴らとは違う。だから、信じていいんだって｣

君澤『…そうだね』

そのあとも君澤と明智はたわいもない話で盛り上がりながら帰っていった。

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