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しんみりとした空気の中。

明智「いいぞっ!光岡!」

明智が1番最初に声を上げた。
それに続いて皆も拍手で光岡をたたえた。
君澤も笑顔で光岡に拍手を送った。
しかし、君澤は見逃さなかった。少し視線を逸らした先で原田が体制を少し崩したのを…。
君澤は、気づかれないように原田の所へと向かった。

里見「原田先生は何言うんですか?」

里見が振り返ると原田は腹部を押さえ近くにあった机に手をついていた。
あの時のように汗もかいている。

里見「原田先生!?大丈夫ですか!?汗がっ」

原田「大丈夫っ…はぁ、ちょっとメイク落ちちゃうなくらい?」

里見「全然大丈夫じゃなさそうなんですが…っ!やっぱり…体に何か!?」

そこに、人の波を掻い潜って原田の所にやってきた君澤。

君澤『先生?』

君澤に気づいた里見と原田。

君澤『……っ何が…』

原田「大丈夫っ……じっとしてれば…よくなる」

里見「原田先生っ!」

その時原田にお呼び出しがかかる。

「じゃあ、続いて…原田先生!」

原田「あ…あたしだ!行ってくるね!」

君澤『待って…っ!』

原田「大丈夫だからっ」

心配そうに原田を見つめる君澤の肩を里見がそっと包み込んだ。

舞台に上がった原田はマイクを手に取りみんなの方に視線を向けた。

原田「どうも原田です。」

「いや…汗が…」

長井「なんか…原田先生…様子が変じゃないですか?」

先生達もいつもと違う原田の姿に違和感を覚える。

原田「あたし…話しとかなきゃいけないことがあって…


あたし…実は病気で…余命いくつかって言われてて……、でもそれとっくに過ぎてます…」

原田の言葉にその場にいた皆は驚きのあまり声が出なくなる。

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なえ - ぱみさん» ありがとうございます! いつも読んでいます! (2019年6月15日 23時) (レス) id: a62a058a8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - なえ さん» コメントありがとうございます。いえいえ大丈夫ですよ!お気になさらずに!大好きと言って頂けるだけで嬉しいです (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - タピオカさん» コメントありがとうございます!ぜひぜひよろしくお願いします! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - うみこさん» 作者もオチについてはまだ悩んでおりましたので、貴重なご意見ありがとうございます! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - もなこさん» リクエストありがとうございます!お時間ある時に書きますね! (2019年6月13日 20時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱみ | 作成日時:2019年6月1日 23時

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