11 ページ12
どうにかこうにかで……山上から連絡先を聞き出せた若林は、なんと山上からのデートの誘いが来たのだ。
東条｢どうだった？昨日…連絡取った？｣
若林｢えぇ…｣
川崎｢いいじゃん！なんで隠してるの？｣
若林｢う、うん…｣
渋々頷く若林。みんなでヘイヘイヘイと聞き出そうとする。
そして、屋上にて原田に山上から来たメールの内容を話した。
原田｢デートに誘われた！？｣
女子たちは｢きゃあ〜｣盛り上がる。
原田｢なぁになぁに？授業するまでもなくするすると進んでるわね〜｣
若林｢うん、いや…なんで増えてるの？｣
若林はこの前より増えたギャラリーを気にした。
川崎｢すごいじゃん！でもなんで？｣
若林｢さぁ？｣
原田｢めでたいわっ！あんた勝負服とか持ってるの？｣
若林｢服は…あんま持ってないかな…あっ！制服じゃダメ？｣
川崎｢制服デートは……ランクが一個上って言うか…｣
川崎を含め女子たちは頷く。
原田｢よし、今日の放課後…モテコーデ探しに行くわよ！！あんた部活？｣
原田は川崎に聞くと、川崎は満面の笑みで｢ない！｣と答えた。
若林も少し嬉しそうに笑い、それを見ていた東条も若林を見て微笑んだ。
川崎｢Aも誘おっ！｣
堀江｢センスがいいAを連れてけば勝ちだね〜｣
そんな君澤は、屋上ではなく、教室にいた。
君澤が机に顔を伏せて目を閉じていると明智達の会話が耳に入り静かに目を開ける。
明智｢え…なに？｣
駒井｢だから…俺、原田のかけ辞めるわ…｣
明智｢…なんで｣
明智は微笑みながら駒井に聞き返した。
駒井｢なんつうか…あいつ辞めさせる理由…別になくね？｣
明智｢いや、面白いからじゃない？｣
駒井｢…面白いからって…笑 ｣
明智｢人生経験として…教師辞めさせる経験ってできなくない？｣
駒井｢だとしても俺は原田に辞めて欲しいとは思わないかな…？あいつ結構良い奴だよ？｣
駒井の言葉に明智は笑う。
明智｢フッ…なんだよ笑 ｣
駒井｢ごめん…だから、かけ辞めるわ｣
明智は笑いながらも目だけは笑っていなかった。
明智｢じゃあもういいよ、辞めて…俺一人でやるわ…｣
そう言って席から立ち上がり教室を後にした。
駒井は明智を目で追った。
聞いていた君澤は静かに顔を起こして明智と同じように教室を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1342人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*Usanon*(プロフ) - ぱみさん» いえいえ！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月6日 18時) (
レス) id: 65bc7ce12f (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - *Usanon*さん» 訂正しました！ご指摘ありがとうございます！ (2019年6月6日 7時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
*Usanon*(プロフ) - ぱみさん» コメント失礼します！6話の11の原田先生のセリフ「明智っ！…あらビンゴ？」だと思います！いつも楽しく読ませていただいています！体調にお気をつけて頑張ってください！ (2019年6月3日 18時) (レス) id: 65bc7ce12f (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - さなさん» ご指摘ありがとうございます、訂正しました。 (2019年6月3日 0時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
さな - ６話の８ 授業ですよ (2019年6月1日 23時) (レス) id: e312adaa83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱみ | 作成日時：2019年5月19日 1時
