私、自分嫌いなんで【俺のスカート、どこ行った？】

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しばらくしてから原田先生が走ってやっ来てた。
教壇に手を置くと

原田｢どうも…原田です｣

東条｢どんな字ですか〜？｣

東条が原田に向かって言い放つ。

原田｢おっそれ…先生ぽいわね｣

そう言って黒板に自分の名前を書き始めた。

『『原田 のぶお』』

｢のぶお…｣

クラス中に笑いが起こる

そして、前に就いてた職業やそれぞれの質問が飛び交う。そして東条も……

東条｢ゲイ名教えてくださ〜いっ！｣

｢ゲイ…名？｣

東条｢ゲイの名前｣

原田｢作ってなかった、でも皆…"まりりん"とか"のぶお"って呼んでたかしら、でもみんな好き勝手呼んでたわ、名前なんて私って分かれば呼びたいように呼べばいいのよっ！｣

東条｢じゃあ〜俺達も"のぶお"って呼んでもいいですか〜？？｣

東条が皆にいい気かけるように言った。
それをななめ後ろから見つめていた明智が

明智｢おい東条…おちょくりすぎだって…｣

駒井｢はいっ！じゃあ…のぶりん！｣

またクラスに笑いが起こる

東条｢のぶおは…なんでそんなキモイ格好なんですか？｣

東条がまっすぐ原田を見つめて言った。

原田｢きもい？｣

東条｢ゲイだからですか〜？｣

東条の1人劇場が始まるんだ。
周りもただただ笑う。

原田｢ゲイだからと、女装するしないは関係ないんだけど…知らないんだ？｣

その言葉に東条は

東条｢は？知らねぇよ…おっさんが女の格好してたらキモイって思うのが常識だろ？｣

キレ気味に原田を睨む。
それを聞いた原田も

原田｢は？じゃあ知らねぇのに、お前程度のチンケな常識でキモイとか決めるの辞めてくんない？いつかその決めつけがお前の大人になってからを苦しめる｣

先生に止められてまた黒板の所に戻る原田。

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