14 ページ46
明智が……ポケットの中で鳴るケータイを開くと、東条からの通知でタップし内容に既読をつける。
東条 "写真。内緒にして欲しい。ごめん。お願い"
メッセージに目を通しながらも明智は、何も返信せずにケータイの電源を落として、道の端に止めていた自転車に跨りその場を後にした。
次の日、今日はチア部の大会。
君澤はいつも通り1人で登校していた。
すると後ろから声をかけられ振り返る。
若林「君澤さん!おはよっ!」
若林が走りながらこちらに来た。
若林「あれ…?チア部の応援に行くのかと思ってたんだけど……」
君澤『うん……行こうと思ったんだけど寝坊した笑』
若林「えぇ…笑」
若林と話しながら学校へ向かう。
相変わらず壊れたままの校門を通り過ぎて昇降口で靴を履き替える。
若林「…あのさ、君澤さんに聞きたいことがあって……」
君澤『なに?』
若林は周りをキョロキョロと見回して誰もいないことを確認すると
若林「あの……す、好きな人いるっ!?」
君澤『……ん?』
思わぬ言葉に君澤は若林に聞き返してしまう。
若林「あ…っ」
若林は慌て始め、「えっと」と言う言葉が続く。
君澤『好きな人?』
若林「ち、違くてっ!僕が聞きたかったのは……」
君澤『若林落ち着いて…』
君澤に諭されて深く深呼吸をした若林。
落ち着いたのが、改めて君澤と視線を合わせる。
1120人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱみ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!リクエストもお待ちしております! (2019年6月3日 0時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 番外編、とってもおもしろかったです! (2019年5月19日 23時) (レス) id: 01167813ca (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - 匿名さんさん» ご指摘ありがとうございます。修正致しました。 (2019年5月9日 22時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名さん - 9のところレズビアンですよ 勝手に口出ししてすみません (2019年5月7日 9時) (レス) id: a77687e7d9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - summer1374さん» ご愛読ありがとうございます!よかっです笑笑 また、リクエストがありましたら…よろしくお願いします! (2019年5月6日 17時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぱみ | 作成日時:2019年4月20日 23時