2 ページ34
廊下では……
「あれ?若林じゃんっ!おはよ〜」
昨日、屋上から飛び降り少し有名人になった若林が挨拶を受けた。
若林「なに?」
「マスクは?」
「マスクしないの?」
「顔ムカつかれんじゃないの?」
女の子たちが若林に聞くと少し微笑み自身ありげに
若林「いいよっ、別に…損か得か…僕が決めるからっ!」
そう言い切り真っ直ぐ廊下を歩いていく若林の後ろ姿を女子たちは唖然と見つめていた。
そして、クラスでは補習の予定が配られていた。
原田「はい、田中〜補習のプリント配って〜」
田中は原田に言われるがままに、プリントを配り始める。
原田「皆、ざっと目通して…あたしが一生懸命書いたプリントなんだから、命懸けで読めよっ!お前ら!!」
皆はプリントに目を通して思った…♡が多いと…
生徒の中には思わず声をもらす者も…。
原田「ハート多いって言ったの誰だ??ハート可愛いだろ?おぉ?」
原田は地獄耳のようだ。
太田「ねぇ、結衣?これ集中練習と被ってるよね…」
太田は隣の席の川崎に声をかけた。
川崎「うん…」
見かねた東条が
東条「言えば…?どうせ今年もまた免除でしょ…」
東条の言葉に川崎は静かに頷いた。
放課後……君澤は、川崎に誘われてチア部の見学に来ていた。
原田「あんた達気合い入れてやんなさいよっ!」
そして、なぜか原田がいる。
君澤『…聞いてない…』
君澤のつぶやきも虚しく部活が始まる。
原田「いい?チアダンスって言うのはね、男も女もないんだからっ!」
田中「先生…ここ女子だけですよ」
田中が小耳をするも、
原田「あんたうるさいわね…世界を男か女で分けてんじゃないわよっ!コノヤロウ…」
2人の言い合いを聞いていた皆が呆れ顔に…。
見かねて、君澤が原田と田中に声をかけた。
君澤『あの〜、練習始めてあげてくれません?皆…大会近いんだからさ…』
君澤の声に部員は救われ、目で「ありがとう」とうったえてくる。
原田「なによ…てか、なんであんたがいるわけ??部員なの?」
君澤『見学です…邪魔にならないようにしますから…私の事はお気になさらずにっ』
君澤は、椅子に座りながら原田に言った。
そして、チア部の練習が始まった。
1120人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱみ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!リクエストもお待ちしております! (2019年6月3日 0時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 番外編、とってもおもしろかったです! (2019年5月19日 23時) (レス) id: 01167813ca (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - 匿名さんさん» ご指摘ありがとうございます。修正致しました。 (2019年5月9日 22時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名さん - 9のところレズビアンですよ 勝手に口出ししてすみません (2019年5月7日 9時) (レス) id: a77687e7d9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - summer1374さん» ご愛読ありがとうございます!よかっです笑笑 また、リクエストがありましたら…よろしくお願いします! (2019年5月6日 17時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぱみ | 作成日時:2019年4月20日 23時