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貴方side
この日私は少し体調が優れなくて保健室にいた。
保健室のベッドに横たわりながら、時間が過ぎるのをただ待った。
でも、結局時間つぶしにもならなくて先生に『体調よくなりました』と伝えて保健室を後にした。
その時、あの先生が猛ダッシュで廊下を走って来るのが見えた。
無視して階段を上がろうとしたのに、こーゆう時に目が合うんだ。
原田「ん?ちょっと、あんた…こんな所で何してんの?遅刻っ!」
君澤『ん〜、それを言うなら遅刻魔先生もですよね??』
原田「…なに遅刻魔先生って……それより早く教室行きなさいっ!」
君澤『今日もスカートなんですね…?それそろ、諦めてちゃんとした格好で来てもいいのでは?』
そう言うと、先生は私の方を見つめてこう言った。
原田「…あんたさ……いつからそのお面つけてんの?生まれた時から?自分で付けたの?、それとも付けられたの?」
その言葉を聞いて私の心は冷静さを通り越して、冷たくなる。
原田「あんたのお面だから私には関係ないけど……それ外した方がいいわよ。いつか外れなくなる」
そう言って職員室へ入っていった。
先生がいなくなった廊下は静まり返って、不気味さが増した。
君澤『…お面…ね』
先生に言われた言葉が何度もリピートされる。
君澤『私のお面は……そう簡単には…外れないよ?………楽しみだね…先生?』
1人こだまする声だけが廊下に残り私は静かに階段を上がって行った。
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ぱみ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!リクエストもお待ちしております! (2019年6月3日 0時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 番外編、とってもおもしろかったです! (2019年5月19日 23時) (レス) id: 01167813ca (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - 匿名さんさん» ご指摘ありがとうございます。修正致しました。 (2019年5月9日 22時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名さん - 9のところレズビアンですよ 勝手に口出ししてすみません (2019年5月7日 9時) (レス) id: a77687e7d9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - summer1374さん» ご愛読ありがとうございます!よかっです笑笑 また、リクエストがありましたら…よろしくお願いします! (2019年5月6日 17時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱみ | 作成日時:2019年4月20日 23時