【MHA】RE:SET【男主】 (ページ7)

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7回目ページ7

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「あれは敵(ヴィラン)だ！！！！」

靄は大きく広がり、次々と敵が出てくる

「１３号に…イレイザーヘッドですか…先日頂いた(・・・)教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが…」

「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」

ゴーグルを目にかけ臨戦態勢へ入る相澤先生

「どこだよ…せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ…オールマイト…平和の象徴…いないなんて…」

「子どもを殺せば来るのかな？」

それは途方もない悪意

敵がヒーローの学校に入り込む、普通ならあり得ないことだ

何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲

「１３号避難開始！学校に連絡試せ！センサーの対策も頭にある敵だ、電波系の〝個性〟が妨害している可能性もある」

正面戦闘を避けられないこの状況下で、先生は一体どうするつもりなんだ

「一芸だけじゃヒーローは務まらん、１３号！任せたぞ」

バッと敵陣へと踏み込んだ先生は〝個性〟を消しつつ敵を捕縛、近接戦闘で凌ぐ

避難を急ぐ１３号の前に敵の一人が立ち塞がる

「初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは」

「平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして」

敵が話す戯言の様な信じがたい話、１３号先生は指のキャップを外した

「私の役目はこれ」

敵の話を遮り飛び出したのは爆豪くんと切島くん

１３号先生が間に入り守ろうと身を徹するも間に合わず、黒い靄が生徒達を包んでいく

「っ！？」

俺は飲み込まれる1歩手前、突然強い力に引かれてそれを脱する

「クロ…！」

俺の腕を掴む黒い幽霊の姿を見て眉を顰めた

１３号先生は敵のワープによって自身の身体を削ってしまう

「飯田ァ走れって！！！！」

他の生徒がクラス１の俊足飯田くんを奮い立たせる

「教師たちを呼ばれてはこちらも大変ですので」

飯田くんを襲おうとする黒い靄を多手くんが庇う

それを避けなお追いかける敵

体力テストで無限の記録を出した女の子が何かに気づいたらしく、敵の靄じゃない部分に触れて浮かせた

「クロ、皆を守れ」

黒い幽霊は俺の言葉を聞いて飛び上がり、首部分と思われる場所を掴んで投げ飛ばす

「………ゲームオーバーだ」

『マモレ、マモ…レ』

黒い幽霊は跳躍したまま何処かを見下ろし、勝手に動き出す

その先を見て俺は青ざめた

あらぬ方向に腕を曲げられ、血を流し組み敷かれている相澤先生の姿を

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