【MHA】RE:SET【男主】 (ページ29)

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28回目ページ29

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時は流れ六月最終週───……

期末テストまで残すところ一週間を切っていた。

「全く勉強してねー！！！」

昼休み早々上鳴くんの叫びが教室に響く

「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねーー！！」

まだ叫びたりなかったようだ

絶望感からか頭を抱える上鳴くん(21位)とは対象的に、悟りを開いてしまったのか笑みが耐えない芦戸さん(20位)

いや芦戸さんはいつも笑顔か

「中間はまーー入学したてで範囲狭かったし、特に苦労はしなかっなんだけどなーー…」

こちらも期末テストについて話している口田くん(12位)と砂藤くん(13位)

「演習試験もあるのが辛えとこだよな」

峰田くんにしてはキメた座り方をしており、どうしてだろうと思ったらなんと意外の9位らしい

「アシドさん、上鳴くん！が…頑張ろうよ！」

「うむ！」

良心の塊緑谷くん(4位)とロボットみたいな動きをする飯田くん(2位)

「普通に授業うけてりゃ赤点は出ねえだろ」

「言葉には気をつけろ！！」

轟くん(5位)、人には得意不得意というものがあってな…

「お二人とも、座学なら私お力添え出来るかもしれません」

「ヤオモモーーー！！！」

苦しみ悶える上鳴くんたちに八百万さん(1位)という女神が現れた

だがその直後影を落とし自傷的に笑う

「ウチもいいかな？2次関数ちょっと応用つまずいちゃって…」

「わりィ俺も！八百万古文わかる」

耳郎さん(7位)と瀬呂くん(18位)、八百万さんへ声をかけ

そこへ尾白くん(8位)も参加する

八百万さんの気合入ったお返事にその場は盛り上がる

「この人徳の差よ」

「日頃の行いかな」

ほんわか空気に包まれたクラスの一角を見て俺(10位)と切島くん(16位)が話していると

「俺もあるわ！てめェら教え殺したろか！」

「おお！頼む！」

ツンが強すぎるけど珍しい爆豪くん(3位)の優しさが相まえた

爆豪くん何だかんだ才能マンなんだよなぁ

性格でマイナスになってるけど

「おい陰キャ野郎顔に出てんだよ」

「出てないと思う」

「思っくそ出とるわ！！」

「…ごめん？」

「楪結構わかりやすいよなー！」

切島くんにも指摘され、そうなのかな…と口元を抑えてしまった

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