【MHA】RE:SET【男主】 (ページ24)

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23回目ページ24

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一週間という期間はあっという間に過ぎ

以前とはまた雰囲気の変わった皆がＡ組に戻ってきた

「｢アッハッハッハ！！マジか！！マジか爆豪！！｣」

爆笑の切島くんと瀬呂くんに迎え入れられたのは

「笑うな！クセついちまって洗っても直らねぇんだ」

いつもの爆発ヘアーはどこへやら、きっちりした8:2前髪の爆豪くん登場だ

「お、おは…よ…」

「おい笑うなブッ殺すぞ」

プルプルと小刻みに揺れる俺は耐えてた、耐えてたのに

「やってみろよ８:２坊や！！アッハハハハハハ！！」

「ブッ…アハッハッ！」

無理だ、無理だろ、ヤバイって

二人に釣られ耐えたねてつい笑いを溢してしまう

爆豪くんはわなわな震えだし、怒りに爆破！となった瞬間髪の毛がいつものに戻った

どんな仕様だよ

「そういや楪はどんな感じだったんだよ」

「パトロールメインだったよ」

「やっぱ皆そんな感じか～」

切島くんと瀬呂くん、爆豪くんに思い切り押しつぶされてるけど

なんでそんな平気そうに会話広げるんだ…

「次はてめェだからな陰キャ野郎」

「待ってもしかして俺の事？今までで一番酷いあだ名」

「おめでと！」

「めでたくないよ」

切島くんはグッドサインを俺へと送ってくるが全く嬉しくない

クラスの様子を眺めていると、ただならぬ空気を纏う麗かじゃない麗日さんだったり

「たった一週間で変化すげぇな…」

「変化？違うぜ上鳴」

Mt.レディのところで一体何を見てしまったんだ峰田くん

「ま、一番変化というか大変だったのは…お前ら三人だな！」

「そうそうヒーロー殺し！！」

「…心配しましたわ」

「命あって何よりだぜマジさ」

先日のヒーロー殺し逮捕、世間ではエンデヴァーの手柄ということになったらしい

当事者である俺達は、あの時の出来事を話すことはできない

「…そうだな、救けられた(・・・・・)」

今やニュースではヒーロー殺しで持ち切り、その裏に敵連合との繋がりも囁かれている

ヒーロー殺しの動画、巷を一番騒がせているそれはあらゆる形で影響を及ぼす

上鳴はその執念をかっこいいと感じたと語れば、緑谷の指摘に気づき飯田に謝った

「いや…いいさ、確かに信念の男ではあった…。クールだと思う人がいるのもわかる」

後遺症が残る左手を眺めるその視線は、覚悟の固まった面をしている

「俺のような者をこれ以上出さぬ為にも！！改めてヒーローへの道を俺は歩む！！」

「さァそろそろ始業だ、席につきたまえ！！」

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