17回目 ページ18
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職場体験 当日
「コスチューム持ったな」
都心の大きな駅にやって来た生徒一同、これから職場体験先へ移動するところだ
「本来なら公共の場じゃ着用厳禁のみだ、落としたりするなよ」
「はーい！！」
「伸ばすな｢はい｣だ芦戸。くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け」
皆がバラバラに動き出し、俺も荷物を抱えなおしてホームへ向かう
「…」
手首に着けた合金製の黒いバンドを見つめる
「職場体験へ行くにあたって、楪にはコレの着用が義務付けられる」
解散前、相澤先生に渡されたそれを俺は受け取る
「なんですかこれ」
「GPS兼IBM散布量を計測する機械だ」
「あぁ」
俺は納得してそれを素直に手首に巻きつけた
カシャッと音がすると同時に固定されたバンドは、簡単に取れそうにない
首輪代わりってことか、そう思いながら撫でる
バンドから視線を移せばどこかいつもと雰囲気の違う先生に違和感を持つ
「どうかしましたか」
「…いや、気をつけて行け」
「はい」
冒頭に戻り、俺は指定された職場体験先へと向かった
電車に揺られ着いたのは東京都保須市
初めて1人で地元以外の土地を歩いてる事に少し感動する
まあ枷付きではあるが
5階建て程度のビル、そのうちのワンフロアが今回の職場体験する事務所らしい
階段を登り扉の窓部分の磨りガラスに�爛�ューブ事務所�瓩班舛�れている
緊張しながら扉を開けると30代くらいの男性が立っていた
「初めまして、私は政府特務機関構成員とヒーロー二足のわらじを履くキューブと申します」
「よろしくお願いします」
「私の�犖沈��瓩魯�ューブ、8秒間任意で視界に映る対象を立方体の枠に閉じ込める事ができます」
捕獲、拘束に長けた�犖沈��瓩辰討錣韻�…
「私は貴方と言う存在を政府は特別視し過ぎている、そう思い今回の職場体験先へ立候補しました」
「え…」
「良い経験にしましょう」
「はいっ」
キューブと俺は握手を交わした
「せっかくです。コスチュームに着替えてパトロールにでも行きましょう」
「はい！」
.
キューブ(39)
本名
Birthday：４/１
Height：184cm
好きなもの：黄金比
THE・補足
・8年前の凶悪敵事件で息子を亡くしている
・�犖沈��瓩�｢キューブ｣
視界に映る対象を8秒間見つめる事で四角形の枠に閉じ込める事ができます。
捕獲、拘束に長けた�犖沈��瓩任后�
.
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