【MHA】RE:SET【男主】 (ページ15)

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15回目ページ15

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雄英体育祭は爆豪くんが1位、轟くんが2位、常闇くんが3位で幕を閉じた

…ここだけの話、ようやくクラスメイトの顔と名前が一致するようになった

体育祭の余韻残るまま週末を迎え、月曜日

天気はあいにくの雨だ

教室に着くなりかなり賑やかで、どうやら皆体育祭の影響で多くの人に声をかけられたらしい

「楪さんおはようございます」

「おはよう八百万さん」

皆改めて雄英のネームバリューを感じたようだ

本鈴が鳴れば皆は自分の席着席して自然に静かになる

相澤先生が教室へ入ってきた

先生の包帯が取れており、蛙吹さんは良かったわと声をかける

「婆さんの処置が大ゲサなんだよ。んなもんより今日の〝ヒーロー情報学〟ちょっと特別だぞ」

一体その内容は…！？

皆がごくりと生唾を飲む

「〝コードネーム〟ヒーロー名の考案だ」

「胸ふくらむヤツきたああああ！！」

まさに飴と鞭、クラス一同が興奮で一気に盛り上がりをみせたが視線だけで静まらせた

プロのシビアな事情を語られ峰田くんは大人は勝手だ！と机を叩く

「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね！」

「そ、でその指名の集計結果かまこうだ」

例年もっとバラけるらしいその結果は轟くんと爆豪くんに随分と偏っている

…体育祭出てない俺はどうなるんだ？

まあヒーローになるという事自体俺には無理な話か

「これを踏まえ…指名の有無関係なく、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう」

それゆえのヒーロー名考案、ということらしい

名は体を表す、慎重に決めろと相澤先生は言った

ミッドナイト先生の乱入理由はセンスの査定とのこと

「………」

俺は、考えるべきなんだろうか

配られたペンを持ち、真っ白なホワイトボードを眺めた

15分が経ち、なんと出来た人から発表するという地獄形式だ

「行くよ」

トップバッターは青山くん、ス…とホワイトボードを出し高々と上げる

「輝きヒーロー
〝I can not stop twinkling.(キラキラが止められないよ☆)〟」

まさかの短文、そしてなぜ入り交じる言語

「そこはＩを取ってCan’tに略したほうが呼びやすい」

「それはマドモアゼル☆」

「じゃあ次アタシね！エイリアンクイーン！！」

そして流れ出す大喜利のような空気

「じゃあ次私いいかしら」

希望の光蛙吹さんの登場だ

「小学生の頃から決めてたの、フロッピー」

「カワイイ！！親しみやすくて良いわ！！」

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