【MHA】RE:SET【男主】 (ページ14)

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14回目ページ14

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昼休憩明けのレクリエーションが終わり、トーナメント戦が始まる

「お！楪俺たちの活躍見てたか～？！」

トーナメント戦出場だが出番まで控室待機が出来ない一部のメンバーも含め、ガラガラだったA組の席にぼちぼち皆がやって来た

上鳴くんとその隣は…切島くん

「お疲れ様、皆凄かったよ」

そう返すと何故か隣に座る上鳴くんたちに内心戸惑い表情筋がくずれそうになった

…爆豪くんが気にしてたとわざわざ教えてくれたんだ

腹を括ろう

「…あの、切島くん」

「！楪、どうした」

意を決し話しかけてみたら切島くんは驚いた顔をした

「この間は、ごめん。〝個性〟の事は…今度話すから」

どんな反応をされてしまうだろう、怖くてたまらない

だけど何時までも逃げていては駄目だと気付かされたから

俺は俯かせていた顔を上げる

「よかった～～」

「…え？」

何故か切島くんが安堵の表情を浮かべていて、よく理解できない

「楪にさ、嫌われたのかと思ってた！」

ニッと笑う切島くんを見て、涙が出そうになった

「一緒に試合見よーぜ！」

隣に座ってるというのに、わざわざ誘ってくれる心配り

人の良さが滲みだしてるよ切島くん

「…うん」

「よかったな」

上鳴くんが切島くんの後ろからひょこりと顔を覗かせる

「ありがとう」

俺がお礼を言うと2人は少しポカンとして、笑みを溢した

「初めて笑った顔見た」

「そっちのがいい！」

和やかな空気が漂う中で、1回戦開幕のアナウンスが流れる

緑谷くんと…あの時いた普通科の男子だ

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