44話。 ページ47
(三橋 side)
果たし状に書かれた時刻はとうに過ぎているのに、相手が来る様子は無い。
｢……もしや、すっぽかされた的な？お前がいつもやるやつ、逆にやられた的な？｣
｢……俺様がこんな簡単な罠に引っかかるとは……！！｣
｢今井に見られなくて良かったな｣
伊藤の言葉にムカつき、腕を叩くと伊藤もそれに返してくる。それに俺も返して、を繰り返していると向こうからリーゼント頭が見えた。
｢おお！来たじゃねーか｣
｢コイツか｣
｢いやもっと他にも…｣
あと三人居たはず、と声に出す前にリーゼントが何か語りだした。
千葉の奴に仲間をやられたとかその時なんにも出来なかったとかなんとか。
｢おいおいとばっちりも良いとこだなぁ、伊藤｣
横を見れば何故かやる気の伊藤クン。
声をかけても見向きもせず、真っ直ぐに相手を見つめている。
あ、はーいおっけー任せマース。
こうして、リーゼントと伊藤のタイマンが幕を開けた_____
が、結果は分かりきっていたしすげー早く終わった。
リーゼントは負けたのに満足そうな顔をしていた。
｢アンタ……強えんだなｧ。普通の髪型してんのに｣
｢普通って言うな！！！……言っとくけどな、千葉のツッパリは悪い奴ばっかじゃねーぞ｣
その後リーゼントにAの居場所を聞き出すと、
｢アイツらはAって奴には多分手を出さないぜ。紅野さんが気に入ったからな。だけど、……アイツらは喧嘩の手段を選ばない。お前らが下手に刺激すればそいつに危害を加えるかもしれない。｣
｢ﾁｯ早くAのとこに行かねーと…！｣
｢待て！……今言ったろ下手に刺激したら危ねーって。俺が話を付ける。元々俺は関係ない女を巻き込むのには反対だったんだ。｣
｢……どうする｣
｢アイツらの事は俺らよりコイツの方が知ってんだろ、出来るだけAが安全な策を取りたい。……おい、Aになんかあったら…分かってんだろうな｣
リーゼントを見据えて言うと、分かってる、と返ってきた。
俺達の連絡先を渡し、Aを救出したらすぐに連絡する事を条件に俺達は大人しく家に帰ったのだった。
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わらびもち子(プロフ) - まいかさん» わー！間違えてましたね！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年11月22日 17時) (
レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
まいか(プロフ) - 42話の相良君のセリフ「お前ら二人料理してやろうか？」じゃなくて「お前ら二人立てねえようにしてやろうか」です (2018年11月22日 17時) (レス) id: 60967a6998 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち子(プロフ) - カナリアさん» そう言って頂けて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - おもろい！更新見たいです!!!楽しみにしています!!! (2018年11月21日 1時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち子(プロフ) - 御堂さん» 楽しみって言葉がとっても嬉しいです...！更新がんばります！ (2018年11月17日 16時) (レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらびもち子 | 作成日時：2018年11月10日 21時
