40話。 ページ43
(三橋 side)
｢ねぇねぇねぇねぇそこの金髪くん！｣
その声にゆっくりと振り返れば、4人の男達。
｢三橋君と伊藤君っての、知らない？｣
｢知ってるよ｣
｢おー、じゃあどこにいるのか教えて？｣
｢三橋は僕でーーす｣
なんでこいつら俺と伊藤を探してるんだ？
そんな思いを隠し茶化して聞くと、リーゼントの奴が少し前に出て来た。
｢佐川ってやつ知ってる？｣
｢……知ってるも何も、東京のクソ野郎にやられたらしくて？見舞いに行くところだよ｣
｢佐川やったの、俺｣
｢……ふーん｣
目の前の男が佐川をやった犯人だと分かり感情が昂りそうになるが、どうにか抑えて会話を続ける。
どうやらコイツらは佐川をやった時に聞いた｢三橋と伊藤｣を探しにわざわざ千葉まで出向いたらしい。
馬鹿か。
｢……お前みたいな弱虫じゃ俺は倒せねぇ。出直してきな｣
｢誰が弱虫だコラｧｯ！！！｣
いきなり飛んできた拳をどうにか避けるが、他のやつからの攻撃が次々と繰り出される。
避けた先に拳やら蹴りやらがありやがる…！クッソ！！！
散々蹴られて少しふらつくが、サイドにいた二人にパンチをお見舞する。
｢おお！あんだけ蹴られてそのパンチ出るかよ｣
｢ふざけんなよコラｧ！！！！…俺の背中蹴ったやつ誰だよ｣
言葉の途中で思わず崩れてしまう。
クッソ、痛てぇ……！！
へへ、僕でーすという軽い口調に腹が立つ。
｢座って待ってるってことは…次は顔面かなッ？｣
顔面目掛けて繰り出された蹴りをなんとか避け、どうやってこの場を乗り越えるか考えていた時、
｢いたぞこいつらだ！！！！｣
｢今朝ウチのもんが世話になったなｧ！！！！！｣
大量の開久の野郎達が走ってきた。
｢わぉ、田舎モンの結束やべー！！｣
4人のヤツらは走り出したが、顔だけ俺に振り向いてこう言った。
｢そーそーお宅のAちゃん預かってるからさ！！逃げたりしないでよねー！！！って今逃げてんのは俺らなんだけどさあはははは！！！｣
｢……A？！｣
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わらびもち子(プロフ) - まいかさん» わー！間違えてましたね！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年11月22日 17時) (
レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
まいか(プロフ) - 42話の相良君のセリフ「お前ら二人料理してやろうか？」じゃなくて「お前ら二人立てねえようにしてやろうか」です (2018年11月22日 17時) (レス) id: 60967a6998 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち子(プロフ) - カナリアさん» そう言って頂けて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - おもろい！更新見たいです!!!楽しみにしています!!! (2018年11月21日 1時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち子(プロフ) - 御堂さん» 楽しみって言葉がとっても嬉しいです...！更新がんばります！ (2018年11月17日 16時) (レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらびもち子 | 作成日時：2018年11月10日 21時
