32話。 ページ34
そこまで話したところで、向こうの本棚に金髪とウニ頭が見えた。
｢……谷川君、私そろそろかえ｣
｢A？！？！｣
帰るね、と言おうと思ったら三橋に遮られた。んん、見つかっちゃったかぁ
｢お前何でこんな所にいんだよ！｣
｢こっちの台詞だわそんなん……別に普通にお紅茶を楽しんでただけですぅ｣
｢はぁあ？谷川と一緒にかよ？！｣
｢たまたま谷川君が通りかかったからお喋りしてたんだよ。
あ、どうも軟葉高校の柳生Aです〜よろしくね｣
未だ騒いでいる三橋を無視して川崎さんに話しかければ、驚いていたようだけど自己紹介をしてくれて、この前早川さんを助けてくれてありがとうと言われた。
｢いやぁ、助けたなんて大袈裟な。二人とも怪我がなくて良かった｣
｢そうだAちゃん！！何故この前の喧嘩に参加していたんだ！！！！｣
大きな声で私に詰め寄る今井君。
すげー今更な事聞くじゃんって思ったでしょ？私も思ったもん。
けどそう言えば今井君には説明してなかったなぁ
｢ざっくり言うと…私は元スケバンで、伊藤君が殴られてるところに遭遇したから助けに入ったら最後まで参加することになっちゃった……って感じかな？｣
言いながら飲んだ紅茶の代金を机に置いて、お願いねってジェスチャーを谷川君にすると若干戸惑いながらも頷いてくれた。
強いんスね！！と言ってくれる川崎さん…明美ちゃんにそこそこだよーと返して、理子ちゃんに今度遊ぼうねと手をひらひら振って、じわじわと扉の近くへと進む。
｢じゃ、私はこれで。」
言い残してそこから全力疾走。
後ろから三橋の声やそれを止める伊藤君の声、バイバイと言う理子ちゃんの声が聞こえたけど、最後以外は無視してダッシュで帰った。
だってなんか面倒くさそうだもん。
逃げるが勝ちよ。
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わらびもち子(プロフ) - まいかさん» わー！間違えてましたね！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年11月22日 17時) (
レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
まいか(プロフ) - 42話の相良君のセリフ「お前ら二人料理してやろうか？」じゃなくて「お前ら二人立てねえようにしてやろうか」です (2018年11月22日 17時) (レス) id: 60967a6998 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち子(プロフ) - カナリアさん» そう言って頂けて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - おもろい！更新見たいです!!!楽しみにしています!!! (2018年11月21日 1時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち子(プロフ) - 御堂さん» 楽しみって言葉がとっても嬉しいです...！更新がんばります！ (2018年11月17日 16時) (レス) id: 8a68cf3e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらびもち子 | 作成日時：2018年11月10日 21時
