特別能力者 ARS part５ (ページ8)

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８８　翔side ページ8

扉が開き、電気が付いた。

入ってきたのは、やっぱりあいつだった。

仁「気分は、どうですか？」

翔「いいわけないでしょう。」

仁「そうですね。すみません。こんなに

　血まみれなんですから、当たり前ですよね。」

もの凄く、むかつく言い方をしてきた。

仁「あ、そういえば、メンバーの皆さん、

　貴方のこと心配していましたよ。」

え・・・メンバーに何したの？

仁「いやぁ～、ずっと貴方の携帯が

　なっているものですから、

　うるさいので出ちゃいましたよ。」

翔「なんて、言ったんだよ。」

仁「とりあえず、大切なことだけは、

　伝えといてあげましたよ。」

翔「大切なこと？」

仁「えぇ、私、そういうところは、

　優しいので。」

翔「だから、大切なことって

　なんだよ！！」

仁「知りたいですか？」

俺は、あいつの言葉に、

静かにうなずいた。

仁「いいでしょう。教えてあげます。

　それはですね。」

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仁「櫻井翔は、戻って来ませんって、

　伝えてあげたんです。」