特別能力者 ARS part５ (ページ12)

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９２　翔side ページ12

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『貴方は、特別能力者？』

ん？誰だろう。この声は。

『俺も、特別能力者だったんだ。』

あぁ、これは夢か。

『特別能力者には、まだ明かされていない、

　秘密があるんだ。』

何を伝えたいんだ？よく分からない。

『つまり、特別能力者は、無限の

　可能性を秘めているんだ。』

どういこと？っていうか、

貴方誰なんだよ。

『だから、諦めないでね。』

は？別に諦めたわけではないし。

『いろいろ、試してみればいい。』

試すって・・・何を？

『例えば、まだ眠っている能力が

　あるはずだよ。』

眠っている・・・能力？

『うん。物を溶かす能力とか。』

え！？そんな能力が俺に？

『貴方なら、大丈夫だよ』

そ、そうですか・・・

『俺はこれで、お別れだ。』

じゃぁ最後に貴方は誰？

『俺は、３人しかいないと言われてきた

　特別能力者のうちの１人。もうすでに、

　死んでいるんだけどね。』

そ、それって、凄いことだよね。

『神様に、１度だけなら、生きている人の

　夢の中に入ってもいいって、言われたんだ。

　だから、真っ先に君のところに行ったんだ。』

ということは・・・・・・

『もう、君の夢に現れることはない。

　俺がいなくても、希望を捨てるなよ。』

あ、ちょっと待って・・・

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