どうやらゲームと漫画のオタクが海賊の世界に転生トリップしたようです】 (ページ6)

今日:39 hit、昨日:2 hit、合計:6,526 hit

4話・赤髪海賊団のみんなと大宴会ページ6

・

あれから少しだけ時間が経って落ち着いたからみんなで宴を始めた
ルウさんやヤソップさんが主体となって騒いでて、それを見ながらシャンクスさんがお酒を飲んで笑いながら見てる
それをちょっと離れたところからタバコを吹かしながらやっぱり笑ってお酒を静かに飲んで眺めてる
幹部より下の位置にいるクルーの人達でも宴の時ばっかりは上下関係なく楽しんでお酒を飲んで踊ったり歌ったりしてた
見ててすっごい楽しい

『……会えてよかった…』

ポソッと呟いたと思ってたんだけど聞かれてたらしい

ｼｬﾝｸｽ「なんだ？そんなしんみりした事急に」
『……幸せだなって。こうやって誰かに優しくしてもらって笑わせてもらって…』

そこまで言ってからはたと気付く

『………？皆さん、なんでそんなに静かなんですか？』
ﾔｿｯﾌﾟ「嬢ちゃん……今まで苦労してきてたんだなぁ……！(´；ω；｀)」
『…………？苦労してませんよ？逆に皆さんに比べたら私はもっと恵まれた方かと…』

言っても聞いてくれなくってみんなおいおい泣き始めてさっきまでの楽しかった宴が一気に無くなった
唯一静かに聞いてくださってたのはベンさんだけだった。やっぱ大人だね……
…………別に一般の生活してただけなんだけど…なにか辛いことがあった訳でもないし家族から差別受けて立とか学校でいじめ受けてたとかそんなんでもないし……(鈍感すぎねぇ？)

『と言うか、せっかくの楽しい宴を中止してしまって申し訳ないんですけど……さらにお願いしてもいいですか？
………図々しくてすみません…嫌なら嫌で断ってくださっても構いませんけど……』
ｼｬﾝｸｽ「とりあえず、どんな願いが聞かせてくれ」
『この海の世界を渡って行けるように強くなりたいんです。だから私を鍛えるためにしばらくの間船に置いてくださいませんか？』
ｼｬﾝｸｽ「……その暫くってのは？」
『そうですね……取り敢えず覇気は覚えたいです。必ず武装色と見聞色は習得するとして……まぁ、なければ仕方ありませんが出来そうなら覇王色も覚えたいです』
ﾍﾞﾝ「ハッハッハッ！欲張りだな？」
『ダメですか？私だってある人を助けたいんですよ
でも、それをするには今の私では力が足りなさすぎる。だから、名のあるあなたたちにお願いしたいんです』

……やっぱり、おこがましいよね…自力で練習しようかな…
シーンと静かになった皆を眺めながらそんな事考えてた

・
文字数ｪ！！！