どうやらゲームと漫画のオタクが海賊の世界に転生トリップしたようです】 (ページ15)

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番外編・推しへバレンタインページ15

書いてたら少し日にちが過ぎてしまいましたが、バレンタインイベントやります！
推しの皆に配るらしいけど……一番あげたい人にはあげられるんだろうか？

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今日は待ちに待ったバレンタインである
ナースの皆さんに手伝って貰って私もいつもお世話になってる皆にチョコを配ることにした
とは言っても1600人もいるこの船の船員に一つ一つ配って渡すのは非効率的なので、朝みんなが起きて朝ごはんを食べに来る段階で配り歩きたいと思います
オヤジさんと、隊長格のみんなにだけはチョコにして、その下の人たちにはチョコを浸けたサクサククッキーにした

ﾊﾞｧﾝｯ!!

『皆さんおはようございます！ハッピーバレンタイン！！！
いつもお世話になってる皆さんに私から特別な贈り物があります！』
ｻｯﾁ「お！Aちゃんおはよう！朝飯いつもン所に置いてるぜ！！」
『サッチさんありがとうございます！これチョコです！どーぞ！
四番隊の人達にもチョコクッキーになってしまうんですが……作ってきましたので良かったらどうぞ！』

忙しくしてるから籠に四番隊の皆さんの分のチョコクッキーの袋を一人一個分入れたものをカウンターに置かさせてもらった
それから一番隊、二番隊……と順に朝ごはんを食べに来る皆さんにチョコクッキーとチョコレートを配って回る
勿論自分の朝ごはんはきちんと食べたし、お昼にちょっとしたおやつも用意してくださってるってメモが置かれてた
嬉しい。四番隊の皆さんからのバレンタインだ

『おはようございます！16番隊の皆さんにも！チョコクッキーで申し訳ないんですが、今日はバレンタインでしょう？作ってきたので宜しければ貰ってください』

口々に「ありがとう！」とか「お礼待ってろよ！」とか色々声をかけて下さるんだけど、一番肝心なイゾウさんがまだ来ていない

『ご飯中失礼しますが…イゾウ隊長は今何をされてるか分かりますか？
いつもなら眠そうにしててもここに来てる隊長がおられませんが……』
ｸﾙｰ1「さぁなぁ…俺は見てねぇよ。お前見てねぇのかよ？」
ｸﾙｰ2「悪ぃな、俺も見てねぇ。元々朝が弱いみてぇだし、まだ自室に籠ってるんじゃねぇか？」
『そうですか……ありがとうございます』

笑って気にすんなと答えてくださった皆さんに手を振って他の人たちよりもちょっと豪華にラッピングした手の中に残ってるチョコレートを見下ろす

『……今日の内なら、いつでも渡せるよね』

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